日本語でよく使われる「すみません」は、sorryと訳せることもあれば、訳せないこともあります。
①相手の言っていることがよく聞き取れなかった時
「すみません、もう一度おっしゃっていただけますか?」は
“Sorry, can you say that again?”(これは “Sorry?” だけでも通じます。)
②うっかり誰かにぶつかっちゃった時の「すみません!」は “Sorry!” や “I’m sorry!”
③レストランで店員さんを呼ぶ時の「すみません」は、通常は “Excuse me”
④人の目の前を通る時の「すみません」も、通常は “Excuse me”
…なのですが、③と④(特に④!)は、カナダにいると “Sorry” で代用されたりします。
実は、カナダでは日本語の「すみません」と似た感覚で英語の “sorry” を使います。ちょっとしたことでも “Sorry!” が飛び交います(ぶつかっちゃった人はまだしも、ぶつかられた人までもが “sorry!”)。回送バスの電光掲示板にまでも “SORRY” が(この後、“NOT IN SERVICE” と続きます)。
カナダに移住した時にこれを初めて知り、『私がカナダに移住する以前から日系カナダ人と間違われていた理由は、私が「すみません」感覚で “sorry” を使っていたからか…!』と、閃いた記憶があります。
英語に日本の感覚を少し加えると、カナダの雰囲気が出るという意外な発見でした。