英語を勉強し始める時の動機のひとつは「英語圏(米国、英国など)の文化や歴史に興味がある」ですよね。
言葉を学ぶ上で使う教材にもそういう内容のものが多いと思います。
英語が出来れば、インターネットや雑誌や本でダイレクトに英語圏の情報に接触することが出来、得られる知識の量や質が圧倒的に向上します。それでますます興味が広がって、日本では知られていない情報も調べていくことになります。米国の地域毎の文化の違い、米国の抱える政治的な問題、米国のポップカルチャー、英国の階級制度の実態、英連邦の実態、などなど興味深いテーマは沢山ありますね。
ところが、それとは別に海外で会うネイティヴスピーカーや日本国内で会う外国人旅行者と会話しようとすると、彼らが興味を持つのは逆に「日本の文化や生活習慣、宗教観、など」です。それらについて質問されると、意外に知らないことが多いのに気付かされます。基本的なことは生活している中で知ったりしていますが、少し深い背景などは、観光ガイドになるつもりで勉強していないと説明出来ないことが多いです。これは英語を話せる話せないとは別の問題で、自分で興味を持って「英語圏の人達に伝わるようにするにはどう説明したらいいか」を勉強するしかありません。これはネイティヴスピーカーの「先生」から学ぶことは出来ません。
日本の文化に興味を持ってもらうのはありがたいことなので、ちゃんと説明して、それに基づいた会話が出来るようにしたいですね。
・お祭りのお神輿の中には何が入っているの?
・お盆って何?
・日本人はどうして桜が好きなの?
・ご飯を食べる前に「いただきます」と言うのはどうして?
・無宗教の人が多いというけど、お寺や神社に行くのはなぜ?
・忍者はどこにいるの?
あなたは説明出来ますか?