けっこう長い間、英語学校に通っているけれど、実際に海外旅行に行ってみるとちっとも通じない・・・
という経験はありませんか?
勇気が出ることと、もっと工夫して頑張ろうという話を書きます。
・海外旅行先ではまず、もっとも聞き取りにくい英語と接している:
旅行先で最初に「聞き取れないなぁ」と戸惑うのは「バス内のアナウンス」とか「ファストフード店での店員とのやり取り」ではないでしょうか?これは全然凹む必要はありません。相手は毎日毎日同じセリフを繰り返している状況なので、早口だし明瞭には話してくれません。段々慣れていくしかないです。たいしたこと言ってないです。
同じことが日本にやってきている外国人にも起こっているはずなので、優しくしてあげましょう。
・英語学校の静かな環境に慣れすぎている:
実際の会話は道端や公園、カフェの中などで起きます。ザワザワしているし、車の音はするし、BGMは流れているし、他にも喋っている人がいる。その中で相手の英語を聞き取って、表情を読み取って、会話をしなければなりません。これも要は慣れなので、「教室」の中だけでなくもっと現実的な環境の中で英語で会話してみる機会を増やしましょう。
・「先生」との1対1のやり取りに慣れてしまっている:
実際の会話で1対1で話す場合よりも3-5人ぐらいのグループで雑談する場合の方が多いですよね。そうすると、相手の話を全部聞いて、答えを考えて、という「英語学校」会話では話のテンポについていけません。で、黙っていると「あなたはおとなしい」「あなたは自分の意見を言わない」と決めつけられてしまうことも。そこで必要なのは英語のレベル云々とはちょっと違う「会話の為のスキル」です。
→例えば、相手が喋り終わらないうちに自分が被せて話し始めても大丈夫です。マナー違反ではありません
(どうしても言いた事がある時に限りますが)
→例えば、「ええっと、いま考えているんだけど」という「時間を稼ぐフレーズ」を使いましょう。「Well...」でも何でもかまいません。「この人は発言しようとしている」と相手に分かってもらうのが大事です。
・「先生と生徒」という立場で練習し過ぎている:
先生は生徒の話を我慢強く聞いてくれて、もし英語に間違いがあれば指摘してくれます。
ところが実際の会話では相手は「先生」ではないし、自分も「生徒」ではありません。むしろ対等な場合が多いはず。だから「我慢強く聞いて」くれもしないし、自分の英語が間違えているんじゃないかとビクビクする必要もありません。この感覚が抜けないと旅行先でも皆んなが「先生」で「自分の英語をチェックしているじゃないか」と勘違いしてしまいます。英語圏でも実際に暮らしているのはいわゆる「ネイティブスピーカー」だけではありません。多少の間違いなんて誰も気にしていないし、それよりも「何をこの人は言いたいのか」の方が大事です。
勇気を出していきましょう!