いざ歌うとなると、意外と抵抗がありますよね。
「こんな辛気臭い歌よりも明るくて楽しいのを歌いたい」
「なんか進行が単純で、演歌みたい」
とか。
しかし、実は「明るくて楽しいジャズ曲」の中にも「ブルース」の要素は潜んでいます。
なにせジャズはブルースの子供なので。
ジャズボーカリストさんにおすすめの「ブルース」曲は「Fine And Mellow」です。
もともとはビリー・ホリデイが歌っていたものですが、さすがに古臭いので、
下記にはもっと新しい歌唱例も上げました。
典型的な12小節構成、歌詞も「好きだけどダメな男」について歌っていて、
まさにブルースです。
最初の「1-4小節」と「5-8小節」の歌詞は繰り返しで、なにかテーマが提示されて
「9-12小節」で一応のオチが歌われます。
ブルースの雰囲気を掴んで自分の歌に取り入れるのに最適な曲だと思います。
テンポもなかなか難しいですが、これもブルース・フィーリングそのもの。
12小節での「4小節交換」の練習にもなります。
Billie Holiday(1957年)
https://www.youtube.com/watch?v=vaZiijPbnP8
Ella Fitzgerald(1979年)
https://www.youtube.com/watch?v=o9yxokrJJ6Q
男性なら
José James(2015年)
https://www.youtube.com/watch?v=2Q2AIn1aThc
Enjoy!