歌うことは楽しいですよね。
カラオケでも生演奏でも、歌っているとすごく「自由」な感じがします。
誰のものでも無い、貴方だけの個性。
もっと「上手く」なりたいな、と誰もが思いますよね。でも、その「上手く」とはどんなイメージでしょうか?音程を正確に歌いたい、リズムに正確に乗りたい、もっと高い声で歌いたい、もっと綺麗な声で歌いたい。様々だと思います。
好きな歌、歌いたい歌を繰り返し練習する?
先生について習ってみる?
楽器を練習してみる?
思い切って人前で歌ってみる?
どれも良さそうです。
私からのご提案は、いま歌っているジャンルが何だとしても、一度「ジャズボーカル」を経験してみるのも面白いんじゃないかな、ということです。
普段あまりジャズを聴いていない人にとって「ジャズボーカル」ってなかなか縁の無いものですよね。
オジサンやオバサンの音楽?
なんか辛気臭そう?
時代遅れじゃない?
なんか難しそう?
自分が歌いたい歌と関係ないんじゃない?
ジャズ/ジャズボーカルは古くからある音楽ですが、しっかり現代に生き残っています。その後に出てきた「ロック」「ファンク」「ヒップホップ/ブレイクビーツ」などの要素をしっかり取り入れて、アップデートしながら進化し続けています。意外ですが、「ジャズ/ジャズボーカル」はとても自由な音楽です。基本定な法則さえ理解すれば、キーを変えるのも自由、テンポを変えるのも自由、リズムパターンを変えるのも自由、曲の構成を変えるのも自由、メロディを変えてもいい、歌詞を歌わなくてもいい、バックの演奏に合わせなくてもいい・・・究極に自由な音楽。だって「フリージャズ」なんてジャンルまでありますからね。「フリーポップス」なんて聞いたことないですよね。
一度「ジャズボーカル」を経験して、その自由さを体感してから、他のジャンルに戻ると、いかに貴方が色々な「思い込み」に縛られていたのか、わかると思います。
急がば回れ、もしかすると回り道の先にワクワクするものが見つかるかもしれません。