「小さなライフハック」。。。このワードを私なりに解釈すると、「ちょっと凹んだときに元気になる方法」といったところでしょうか。

　元気になるための「ライフハック」は、その時々、状況次第でいろいろありますが、特に私にとって効果テキメンなのは
　　　　　第１位、歌う　
　　　　　第２位、笑う
　　　　　第３位、寝る　　　　　　です。

　中でも、「笑う」という方法は、簡単なようで難しいです。私の周りには笑いのネタを提供してくれる人たち（3人息子）がいるので、幸い意識しなくても笑える日が多いのですが、それでも自信を失ったり、失敗したりして救いようがないくらい凹む時は、さすがに笑えません。そんな時は、「無理やり意識して」笑います。
　この方法は、「笑いヨガ（Laughter Yoga）」という健康法（？）と出会って以来、時々思い出してやっています。具体的にどうするのかというと、何もおもしろいことがなくても、無理やり声を出して笑う真似をするのです。たとえそれが笑う真似であっても、私たちの脳は「本当に楽しくて笑っているんだ」と勘違いするそうです。そうやってニセ笑いを続けていくうちに、脳は幸せホルモンを放出して結果的に気分がすっきりする、というのがそのメカニズムです。
　ただ、この方法は、人に見られたら恥ずかしいし、一人でそんなに無理に笑えない、などなかなか抵抗があるかもしれません。そこでまずは、お手軽にできる「笑いヨガ」のポーズを試してみることをおすすめします。
　そのポーズは、まず両手の親指を「OK!」と突き立てます。そしてその親指を、指圧をするかのように前方斜め上45度に向けて押し出すのです。親指と一緒に前方斜め上を見上げながら、できれば押し出すときに、「イエーイ」と言ってみると、もっと気分は上がります。さらに、そのポーズをとっている自分の滑稽な姿を客観視すると、もう自然に笑みがこぼれます。脳には勘違いをさせておいて、自分は自分自身を達観してみつめることで、暗いトンネルの中にも一筋の光が見えてくるかもしれません。

　さて、この時点で、このコラムを読んでくださっていて、なんてふざけた講師なんだ、、、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、レッスンではとてもまじめに責任感を持ってお仕事させていただいています！

　人それぞれ、落ち込んだときに元気になる方法は異なるかと思いますが、私はこのような方法で穏やかな自分をなんとか保っています。半信半疑な方は、恥ずかしいなあ、あやしいなあ、などのブロックを一度解除して、ぜひお試しください（笑）