私はよく生徒さんに、語学学習を山登りに例えてお話しします。
その山頂はあまりにも高すぎ、雲に隠れてそれがどこにあるのかさえ全く見えません。
もし見えたとしても、その高さに愕然とし、果たして自分は登れるのだろうか、、、と自信を失ってしまいます。
じゃあ、どうするか。。。その答えは「足元を見る」です。1歩1歩を踏みしめていくのです。
毎日3歩登ろう。今日はちょっと元気だから10歩行っちゃう??ってな具合に、確実に前進していくことです。
疲れたらおさぼり。でも明日はその分ちょっと余計に登る。
そして、ある日、ふっと下を見たら、あれあれ?結構登ってるわ~~とその見晴しのよさにテンションをあげるのです。
この繰り返しこそが「言葉を学ぶ」ということだと思うのです。
山頂を目指す道は人それぞれ。自分に合ったルートで今日の1歩を刻んでいきます。
でも残念ながら道に迷ってしまうことがあります。なかなかその迷い道から出られないのです。
なぜそうなるのでしょう。
それは勘に頼っているからではないでしょうか。
つまり、語学でいえば「文法の置き忘れ」ではないでしょうか。
文法は道しるべです。正しいルートを教えてくれます。それを無視していくら歩み続けても、登っているという実感は得られません。
今、伸び悩みを感じておられるのでしたら、果たして自分は道しるべを持っているかどうか、もう一度確認してみてください。
遠回りでもいいのです。その一歩が山頂に向かっているのならば…