このフランス語、聞き覚えがありませんか?
la méthode Kaizen
ラ・メソッド・カ、カイゼン?!
そうです。日本語に由来しています。
「カイゼン」とは、「トヨタのカイゼン」と呼ばれる、あの有名な経営理念のことです。
カタカナで書かれる「カイゼン」には、日々の小さな変化によって、生産性を向上させるという意味があります。そのため" la méthode des petits pas "(スモールステップ法)とも呼ばれています。
この理念は日本語そのままに、フランスに輸出され人生哲学となっているようです。
せっかくですので、カイゼンについてフランス語で書かれた記事を取り上げます。
タイトルは" Apprendre le français avec la méthode Kaizen "
記事では、「カイゼン」に基づいて、下のような勉強サイクルが提示されています。
1.Se fixer des objectifs:目的を設定する
2.Mettre en place des actions simples :シンプルな行動を実行する
3.Créer une routine :ルーティーンをつくる
4.Se mettre en question :問いかける
5.Se récompenser :自分にご褒美を与える
この5つの中で、みなさんが重視しているのはどの項目ですか?
個人的に私が大切にしているのは4です。
・この勉強を楽しいと思えているか
・手製の単語帳を作っているが、本当に必要か
・フランス語のドラマを聞き流しているが、意味はあるのか
・自分の発音は、間違いなく伝わる最低限の発音になっているか
・独り言会話をしているが、間違った文章を覚えてしまっていないか
このような問いかけをするよう、意識しています。
一方で、
「疑問に思ったのはいいけど、解決策が見つからないんじゃ意味ないよ」
「そのそも、こんな疑問1つも浮かんでこない」
そう思われた方もいらっしゃると思います。
そこで、助けてくれるのは、学習法の知識です。
・通訳者が発信するYoutube動画、
・独学や第二外国語習得論についての本、
・塾講師の奮闘を描いた漫画、
・東大受験を目指すドラマ、
などなど、学び方に関する情報源だけでも知っておくといいと思います。
そして、なんとなく勉強に行き詰まったと思ったら、これらから勉強法を得て、実際に試してみましょう。
回り道なんじゃないかと不安に思うこともあるかもしれませんが、
勉強法が結果にどれだけ貢献するのか、正確に計るのは難しいものです。
そういう不確実なことに心を砕くよりも、
フランス語の勉強法について疑問をもち、調べて、実行に移して、また考える、という一連の流れを行なった事実にこそ、意味を見いだすべきではないでしょうか。
また、新しい勉強法を試すことで、息抜きにもなるのでおすすめです。
ゆっくりと、でも着実に進むために、
La méthode Kaizen を活用しましょう。
Apprendre le français avec la méthode Kaizen (francaisauthentique.com) (2024/3/22最終閲覧)