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Cafetalk Tutor's Column

Aisaka 講師のコラム

ネイティブだからって誰しもが語学の先生にはなれないと思った話

2022年7月10日

Ciao! イタリア語講師のアイサカです。

知人に「日本人にイタリア語を教えてる」と話すと、「じゃあイタリア人にも日本語を教えられるんじゃない?」とよく言われますが、日本人だからといって誰もが日本語を教えられるわけではないと思っています。

なぜなら生徒が感じる疑問に答えなくてはいけず、ネイティブだからといってその疑問に答えられるわけではありません。

この前、イタリア人の友人と話していたときに「雨に降られる」は正しい?と聞かれました。
そのとき私は文法的に間違っている、雨は降るものであって降らすものじゃないから受動態はおかしい。と感覚で答えてしまいましたが、「雨に降られる」って私は日常では使わないけどポエム的に使うような気がする…と思い調べてみると、正しい日本語のようです。

確かに、「雷にうたれる」「ペットに死なれる」これらは違和感なく使う気がします。

つまり、ネイティブは理屈で話しているわけではなく感覚で話しているからです。
私が抱いた違和感も、人によって違うでしょう。

あと、「落ち着く」を受動態にしたらどうなるの?と聞かれたときに「落ち着かされる??」
なんだか口にしてみると、普段使わない言葉は馴染みがなくて合ってるのか不安になります。


このように、日本語ネイティブだからといって日本語の先生に誰もがなれるわけではありません。(国語の先生って尊敬する!)


イタリア語も同じく、「地域・年代によって違う」「文法上正しくとも不自然な表現」など多いです。

私はネイティブ並みに話せるわけではないですが、疑問に答えられるように心がけています。
中にはすぐに答えられないこともあるかと思いますが、私自身イタリア語に興味津々なので一緒に解決できたらと思います!



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