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Cafetalk Tutor's Column

Aisaka 講師のコラム

シニョーラ(signora)とシニョリーナ(signorina)の使い分け

2022年11月16日

チャオ!イタリア語講師のアイサカです。

イタリア語にはミス・ミセスのように女性の敬称や代名詞として、シニョーラ(signora)とシニョリーナ(signorina)があります。

あえて日本語にするなら
signoraは「女性・淑女」
signorinaは「お嬢様・お嬢ちゃん」
でしょうか。

つまりsignorinaはsignoraより幼いニュアンスですが、何を基準に切り替わるのでしょうか?

基本的な基準は、未婚か既婚です。
とは言え、「ハンカチ落としましたよ!」などと知らない人に呼びかける場合、
相手が結婚してるかどうかなんてわかりません。

なので一般的な使い分けは、20代前半ぐらいまではsignorina、20代後半ぐらいからはsignoraです。
あくまでも目安なので、20代後半でもsignorinaを使うこともあります。

注意として、signorinaは決して「若く見える」という誉め言葉ではない!ということ。
まさに日本語でいう「お嬢ちゃん」に似ていると思います。
場合によっては見下した表現にもなるので、気を付けなくてはいけません。

かと言って、全年齢にsignoraを使えるわけではないので難しいところです。

ただし、signora/signorinaは他人行儀な呼び方なので、知人であれば名前で呼ぶのが一般的ですね。
※知人であっても関係性にもよりますが。

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