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Cafetalk Tutor's Column

coo 講師のコラム

息子の受験談。

2020年6月26日

いよいよ、1学期が本格的に始動しました。
私の勤める塾でも保護者会が行われています。
受験生をお持ちのご家庭では特にご心配も多
いかと思います。

今回のコラムでは私の息子が高校受験で経験
したことについてお話ししたいと思います。

今、高校2年生になった息子は、英語と理科
が得意で、国語や社会は独学でも
問題はなく、一番の心配は数学でした。

確かに小学生の算数の時から、いわゆる答えが
ピンと来ていない感じがあって、努力でカバー
していました。

中学に入ると数学が少し簡単になり、公式を
使った問題が増えて点数が取れるようになり
ました。定期テストや実力テストでも何とか
持ちこたえていた気がします。でも中学2年生
になり、だんだん実力テストで点数が取れなく
なり2年生の終盤に向けて私にも焦りが出てき
ました。

問題点は2つありました。

・問題が時間内に解ききれないこと。
・複合問題を見るのが初めてで、全く解き方が
分からなかったこと。

この2点を解決するために中学3年生で塾を変え
ました。大手の補習塾から受験専門の塾にしま
した。ところが、なかなかうまくいかなかった
んです。どんどん内容は難しく複雑になり、息
子の手には負えないというのが現実でした。

中学3年生の夏休み前の塾の保護者会で思いき
って、先生に思いの丈をお伝えしました。

すると塾の先生は一言…

「無理して解かなくても大丈夫」とのことでし
た。私は呆然としてしまい、詳しくお聞きして
みると、

誰が解いても解けない問題が必ずあるから、それ
をよく見極めて、解ける問題だけ解いたらいいと
言われました。

また息子が苦手だったのは大問の中で後半の問題
で、例えば(1)~(3)は解けたのに(4)がなかなか解
けずに時間を使ってしまっていました。
確かにどの模試を見ても、やはり大問の中の最後
の一問が解けていませんでした。
すると先生がまた

「どの大問も(4)は解かなくても大丈夫」とのこと。

まぁ、この保護者会の時は正直信じられなかった
のですが、いきなり次の模試から数学の点数が
飛躍的にアップしました。

つまりうちの場合は自分の解ける問題と解けない
問題の見分けがついていなかったようです。
解ける問題だけに集中することで、時間に余裕が
できて、点を確実に取れるようになったんです。

満点は必要ない。合格点を取れればいい。

ちなみに複合問題は過去問を繰り返し解き続け
ました。

最後にもう一つ朗報を、この保護者会で模試を
必ず解き直すように言われて、実践すると、
受験当日のテストでは国語の文章問題が過去に
解いた文章が出題されていました。

皆さんの中にもひょっとしたら数学でお困りの方
がいらっしゃる場合は、是非とも過去のテストを
何回分かを見てみて下さい。

うちと同様に子どもさんの頑張りだけではなく、
もっと具体的な点数アップの方法が見つけられる
かもしれません。

私自身、息子に頑張れ~ってプレッシャーを掛けて
いたので、頑張りだけで得点はアップしないんだと
痛感しました。

これから夏に向かって、学力だけでなく要領や体力
も必要になってきますので、学生の皆さんも保護者の
皆様もくれぐれも熱中症には気をつけて、頑張って
下さいね。

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