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Cafetalk Tutor's Column

Keisuke.H 강사 칼럼

I was a bocchi.⑭覚えられない九九

2024년 4월 2일

幼い私は平均点。
体育以外は可もなく不可もない評価が多かった。
英会話、音楽教室、スイミングスクール、少林寺。
習い事はどれも長続きしなかった。
同じことを繰り返す作業が苦痛で仕方ない。
要は練習が嫌だったのだ。
 
鶏が先か、卵が先か。
そんな性格だからか暗記が苦手だった。
漢字の形は覚えられても書き順がわからない。
でも、一番苦痛だったのは国語じゃなかった。
 
それは算数の九九だった。
計算力はあっても暗記力がない。
そんな私に九九は小学校最大の難所だった。
「いんいちがいち、いんにがに」
呪文をひたすら頭に詰め込む練習は、
今思い出しても頭が痛くなる。
 
当然、学校の授業で覚えきるのは不可能だった。
母に監督されながら呪文を何回も繰り返した夜。
一文字でも間違うとやり直し。
半べそどころか泣きながら呪文を唱えた。
練習は嫌だが覚えられない自分はもっと嫌だった。
私が覚えた頃にはクラスのほとんどが暗記していた。
 
図や表に書いていたらもっと早く覚えられたかもしれない。
でも、母は呪文の暗記をさせた。
母には算数の才能がなかったのだろう。
何度も勉強しなさいと怒られたが、
具体的な方法は教えられていない。
勉強という苦行を自分からしないから余計に怒られた。

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