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Cafetalk Tutor's Column

Keisuke.H 강사 칼럼

I was a bocchi.⑫キックベース

2024년 3월 31일

私は運動音痴そのものだった。
背が低い、痩せてる、反応が遅い。
ケンケン相撲では無勝のオオタ君に負けていたし、
腕相撲では女子に負けて笑われていた。
スポーツや運動には興味がなかった。
Jリーグやプロ野球のお菓子は買ったことがない。
そもそもルールを知らなかった。
 
小学生になると嫌なイベントが発生した。
そう、運動会である。
徒競走、障害物競走、マラソン。
ビリはカッコ悪かったから必死に走った。
でも、走るとすぐに脇腹が痛くなり、
結局最下位になるのである。
3位まで貰えるリボンに憧れていたが、
一度ももらえなかった。
 
逆上がりも習得に苦労した。
両親に教えられて一ヶ月くらい昼から夕方まで鉄棒の練習をした。
できないとバカにされるが、できても特に恩恵がないスキルである。
なんでこんなに苦労をしなければいけないのだろう。
 
それくらい運動音痴だ。
だから、キックベースなんてできるわけがない。
私から積極的に参加するはずがないので、
強制参加のイベントだったのだろう。
二十人くらいが団地の公園に集まり、
1つのサッカーボールを囲んで盛り上がっていた。
 
私がキッカー、つまり野球で言うバッターの光景を覚えている。
「ボールが転がって来るから蹴って」
と言われて打席に立たされた。
呆然と立ち尽くす私。
意味が全くわからない。
ボールを蹴る?どうやって?
 
ピッチャーはボールを転がした。
ボールを蹴ろうと足を動かしたが、
想像より動きが早くて蹴ることができなかった。
さらに、ビッチャーはコースを変えてきたので、
触ることすらできなかった。
『今度こそは!』と構えていると、
「もう戻っていいよ」と言われた。
空振り三振でアウト。
無駄に燃えた闘志が恥ずかしかった。

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