残念だけど泣いてもどうにもならない。
恨むなら勉強しなかった過去の自分を恨むことだ。
私が塾講師をしたいたときに、
年配先生に泣きついてくる生徒が毎年数人いた。
「先生、私このままで受かりますか?」
その先生は頼られるのが嬉しかったのか、
急患と一緒に面談室に消えていった。
私は受験学年を担当しなかったし、
誰の生徒の担当でもないから、
この時期の風物詩だな、と毎年思っていた。
泣きつきたくなる気持ちはわかる。
私は浪人の頃は後がなかった。
だから、センター試験前はメンタルがボロボロだったし、
自己採点を見て1週間部屋に引きこもった。
それぐらい当時の自分の人生が掛かった重要な試験だった。
考えれば考えるほど悪い予感がして不安になるものだ。
でも、先生に泣きつくのはおかしいと思う。
判定が悪くても得点率が悪くても、
そこまでの勉強をしてこなかったのは自分自身なんだから。
親も先生も講師も「勉強しろ」と言った。
それを聞かずに怠けて遊んでいるのが悪い。
「勉強してないから勉強できません」
要約するとそういうことだろう?
当たり前の話じゃないか。
今更何を言っているんだ?
泣きついて成績が上がるならみんなそうする。
そんな暇があったらその間勉強をすることだ。
不安は立ち向かうことでしか解消できない。
下を向いてないで前を向け!
勉強してない生徒は、
親からも先生からも講師からも散々言われて嫌になってくる。
だんだん周りが敵に見えてくるかもしれない。
それでも私は言う。
悩んでないで勉強しろ!