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Cafetalk Tutor's Column

Toria 讲师的专栏

わたしはToria

2023年12月14日

今さら、何を自己紹介しようとしているんだ!と言われそうな
タイトルで始まりました。
今日のコラム。

Toria(とりあ)って本名ですか?」って、よく聞かれます。

ハイ(o ̄∇ ̄)/ 本名であって、本名じゃない!

じゃあ~何!?なんですけど
ストレートに言いますと、本名の一部です。

なんと!
わたしにはミドルネームなるものがございまして
その名前がVICTORIA(びくとりあ)」

あれは、27年前のコト~~~
社会人大学生だったわたしは、英語の授業の一環でアメリカ・LAへ。

社会人大学生は、その名の通り
仕事をしながら、大学に通っている人が多い。
キャンパスライフをエンジョイとか、友達を作る!なんて事からほど遠い生活。
授業で一緒になるクラスメイトは、ほとんど一期一会というような出会いで
友達づくりより、いかに勉強を頑張り、単位を取るかしか考えていない。 

そんな学生生活の中での、2週間余りの英語研修は
一所(ひとっところ)70名前後の老若男女。
一度もキャンパスで見た事が無い! 
キャリアも何もかもが違う人たちが集められた研修はカオスとしか言いようが無かった。
そして、その研修の始まりは
「自分に英語名を付ける」
そこから始まった。

クラスの担任のミッシェル先生が、ひとりひとりに「自分の名前を発表して!」と言う。
しかし、わたしはノーアイデア。
まったく、思いつく名前が無いので
あつかましくも、先生に「わたしに名前を付けてほしい」と頼んだ。
「うーん!」と先生は考えながら、私の顔をじっと見た後
思いついた!と言う表情を浮かべ
VICTORIA(ビクトリア)」と命名してくれた。 

そこからの日々、これまた凄かった。

何しろ普段、大学でも面識がない、名前も知らない生徒同士。
知っているのは、いきなり付いた英語名。
お互いの認知は、英語名でスタートしているのだ。
最初は照れながら、英語名で名前を呼ぶも…数日経つと、すっかり仲良く・仲間モード。
約2週間の研修は、かけがえのない思い出いっぱい、友情を育んだ日々となった。 

ところが、日本に戻り
再び日本のキャンパスで仲間たちとすれ違う時
あっちこっちで、英語名が飛び交う。 

「ロバート~~~~」
一瞬のうちに、周りの学生たちが振り向く。
振り向いても、振り向いても、日本人しかいない\(。⊿°)

そして、わたしもたびたび
キャンパスで「ビクトリア~」とか略名の「ビッキ~」などと友達に叫ばれては
周囲の人たちが、一気にビクトリア探しに首を振り
恥ずかしくて、身を隠したいと思ったものだ。

今となると、とても楽しく良い思い出である。
そして、VICTORIA(ビクトリア)という名前をいただいた事が
不思議でもあり、光栄でもあった。

ビクトリアは、古代ローマ神話に登場する勝利の女神。
その名はラテン語で「勝利」を意味する。
常に、勝利とはかけ離れた人生に居る…と思っていたわたしにとっては
大きすぎる名前。

だが、折々にこの名前を心の中で呟いた時
わたしはきっと「負けない」という意味のビクトリアなんだ!と思うようになった。
 

勝ち組、負け組なんて言葉が世の中には行き交い
時にはジャッジされる。
でも…
その間に「負けない組」があったっていい!
実は、負けない事が大事なんだ
負けない事が勝ちなんだ…。
そう思うようにした。そう思うようになった。 

あの日、ミッシェル先生は
私の名前の真ん中に、生命(いのち)の真ん中に
「負けるな」という名前を打ち込んでくれたのだ。 

私はToria

今までも、これからも
負けるな!と自分で自分に叱咤激励をしながら
わが勝利の道を、カナダへの道を歩いていきます。


Dreams Come True - 何度でも(2006)

次回のグループセッションでは
生徒の皆さんに
自分の英語名を付けてもらって
それで、お話しようかな (* ̄▽ ̄)フフフッ♪

TORIA (o ̄∇ ̄)/

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