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Cafetalk Tutor's Column

jun_watanabe 강사 칼럼

日本語上級者でもJLPT N5レベルを間違える謎

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2023년 3월 3일

台湾から你好!! JUN WATANABEです。
ずっと感じていたことですが、JLPT N1も持っていて、すごく日本語が上手なのに、なぜか、JLPT N5レベルの文法を間違える謎があります。とても多い間違いTOP3を紹介します。
①い形容詞とな形容詞の活用の混同
②助詞抜き
③な形容詞と名詞の普通形 だ抜き
これ、ほんとうに多くて、訂正しても直らない、もう癖になっています。
簡単に例文として紹介すると
①キレイくない×(な形容詞なのに、い形容詞の活用)
 たかいじゃない×(い形容詞なのに、な形容詞の活用)
 みんなの日本語8課 練習A2.3
②悲しいかな、みんなの日本語10課までの助詞が抜けている
③明日も天気と思います。×  釣りが好きと言いました。× 
 明日も天気だと思います。〇 釣りが好きだと言いました〇
 みんなの日本語20課練習A
ほんとうに、この3つがとても多いです。で、なんで、こんなレベルで間違えるのかとずっと思っていて、「そこを受け持った先生が悪い」なんて言っていたのですが、その理由が最近、生徒と話していて薄っすら分かりました。あくまで、仮説ですが(笑)
そう、8課は初めての形容詞、他の言語にはない2種類の形容詞、活用も違う、細かく間違いを指摘したりすると日本語が嫌いになる可能性がある、学校を止めるなんてことも。で、まあ意味はわかるしということでスルー。これ、多分、助詞もそうですね。助詞抜きしても、日本人も友だちの会話とかなら、平気で助詞抜きしているしということで、スルー。で、とどめの普通形、動詞の活用(て形→ない形→辞書形→た形)でくたくたになった生徒に、形容詞と名詞の普通形まで荷が重すぎる。まあ、間違っても意味は分かるしということで、スルー。結果、上級者でもスパイファミリーのアーニャのような日本語の間違いをするんです。(笑)
みんなの日本語を初級ⅠⅡを終えたころに、会話もできるようになると、生徒は自分自身で厳しくするので、どんどん難しい表現も覚え、語彙も増え中級から上級者になっていくのですが、やっぱりというか、なぜかN5レベルを間違える。
なので、最近は10課までの助詞、8課の形容詞の活用、普通形の形容詞・名詞を「裏のKEYPOINT」として、ひたすら復習させ、FC(フラッシュカード)で繰り返し暗記させています。
でも、最近気づいたんです、いや実は前から気づいていたんです。そう、YouTubeを見ていたら、日本の20代後半ぐらいの女の人とかも、そこ平気で間違っているですよね。日本語の母語話者が!!母語話者なのに!!
日本人にとって「裏のKEYPOINT」は可能形の「ら抜き」のように、実はスタンダートになりつつあるのかなと思う、今日この頃です。

追伸:生徒に「実は日本人も若い子とか間違っているんだよね。」とYouTubeを見せたら、「ちゃんと言ってくれないと間違いに気づかないから、先生は良い先生だよ」と褒められました。日本語教師になって一番嬉しかった言葉でした。


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