いつもの生活に世界のスパイスを。

Cafetalk Tutor's Column

MiaHuang 講師のコラム

台湾政府が国民にお年玉を配るんだって!

2023年1月10日

最近の台湾のビッグニュースです!
2023年を迎えましたが、台湾の伝統的な年越しはまだですね。
今年の休みは10日間もあるので、楽しみにしています。

さて、テーマにあるお年玉って、一体どういうことでしょうか。

実は去年、台湾政府が徴収した税金が予想より4500億元多くなっています。
超徵稅(chāo zhēng shuì)」と言い、
逆だと、「
短徵稅(duǎn zhēng shuì)」と言います。

毎年、政府はどのくらい税金がもらえるかを予想しています。
それから、どこに何に使うかをアレンジするのです。
毎回ピッタリ予測できるわけじゃないので、
「超徵稅」「短徵稅」が出てくるのです。

画像

上の図の通り、2020年にはコロナの影響で、
会社や、クビになった人への補助金だったり、
税金の免除だったりがあり、予想を下回る結果となりました。
つまり「短徵稅」になったということです。

しかし、去年は台湾の大手企業がすごく頑張ってくれたおかげで、
増収増益となり、会社の営業所得税が大幅に成長したのです。

そこでなんと、4500億元の中の1400億元を一人ずつ
6000元国民に与えるという策が出てきたのです。

みんな嬉しいだろうと思いきや、他の声もありました。
それは、現金の方がいいのでは?といったような。

ここ2、3年、コロナの影響で、経済が落ち込んでいました。
去年、経済を活性化させるために、「消費券(xiāo fèi quàn)」という代金券や、
旅行補助などがありました。
それを作るためにコストがかかりましたが、期限があり、
使わないと無駄になることから、8割以上使われたという良い結果となりました。

しかし、現金だと、使わずに貯める人もいるかもしれません。
そうなると、景気にあまり刺激を与えられないのではという疑問が生じました。

まだまだいろんなディスカッションがあるのですが、
みなさんどう思いますか?

わたしも条件付きの消費券や、補助などがいいと思います。
あまり買い物に行かないタイプなので、つい貯金してしまうかもしれません。
消費券だと、使うしかないから、何を買おうかと考えるようになります。

でも、やっぱり年末年始にお金がもらえると普通に嬉しいです〜

お気軽にご質問ください!