「うちの子、全くひらがなに興味をもってくれないんです」

わたしが幼児教室の講師をしていた頃、よく相談を受けました。
4~5歳の年中さんのママからの相談が多かった印象です。
このくらいの年齢になると、子どもたちの個性や好み、得意なことや苦手なことがかなりはっきりしてきます。
中には好きなことに出会ってそれに夢中になり、爆発的な能力や集中力を発揮し始める子も出てきます。
そういったこともあってか、周りの子どもたちとわが子を比べてしまい心配になってしまうようです。

個人的な印象にはなりますが、このお悩みは男の子のママが多いように感じました。
かたや女の子はきれいでかわいい絵本を読んだり、お友達とお手紙交換などを好むことが多く、自らひらがなを読んだり書いたりしたいと進んで学び始めるケースが多いです。

子どもが文字に全くと言っていいほど興味を示さない場合には、焦って鉛筆などで書かせることは逆効果になることも。
実際にわたしのクラスの男の子は年中さんのころにご自宅で無理やり鉛筆で文字を書かせてしまったことで
その後1年絶対に文字を書くことを拒否したそうです。

この例についてはかなり極端なものですが、やはりその子に合ったやり方とペースで少しずつ覚えていけば
良いのかなと感じています。

もしこういったお悩みがあるママがいらっしゃれば、お話を聞かせてください。
これまでさまざまな子どもたちに関わった経験から、どのようにひらがなにアプローチしていけばいいのかお伝えしたいな、と思っています。