文章を声に出して読むことは、文字と音を紐付ける良い練習になります。
特に、中国語学習ではとっても大切です。
なぜなら、日本人は漢字を見たら、だいたいの意味が想像できるから。
文章を読む能力だけではなく、リスニング能力を高めるならば、文字と音、音と意味、意味と文字を結び付ける必要があります。
つまり、音読はその基礎を作ってくれるんですね。

「音読」というと、書かれた文字を目で認識して、自分の脳で処理し、自分の顔の筋肉を使って音に変えることです。つまり、体の中ではかなり複雑な処理が行われているんですね。

音読を行うことで、脳の前頭前野が活性化されることが研究でも明らかになっています。
「前頭前野」とはあまり聞きなじみがない言葉かもしれませんが、記憶や思考、判断などを司る部分です。
ここが活性されることで、記憶力も向上するといわれているんですよ。
黙読と音読で比べても、音読のほうが脳が活性化されることが明らかにされています。
音読ってすごい効果なんですね。

データを図で見たい方はこちらをどうぞ。
音読の効果（認知機能・口くう機能の改善）とやり方について（NHK）
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1359.html

3.　中国語の発音がよくなる
音読をすると唇や舌をよく動かすので、継続すると、顔の筋肉が鍛えられ、中国語の発音がよくなることが期待できます。ただし、これには条件があります。
小学校の時に音読の宿題が出たとき、先生は「おうちの方に聞いてもらってからサインをもらいなさい」と言われましたよね？
私だけかもしれませんが、読んでいて漢字の読み方を間違えたときや、めんどくさくてこそっと飛ばそうとしたとき、お母さんがさっと言い直してくれたりしませんでしたか？

そう、フィードバックが必要なのです。
間違っている音、息の継ぎ目が間違っていて通じないところ、さっと指摘してくれる人がいることで、文の理解力も、発音も向上していくんですね。
間違っているまま音読を続けていくと、癖がついてしまい、直すのが大変になる、なんてこともあります。

自分の中国語の音読の音を確認する方法としては、スマホで録音して、再度聞くという方法がありますが、なかなか自分の声を聴いても、どこが間違っているのか、よくわからないもの。

それに、自分の外国語の録音を聞くなんて、ちょっと恥ずかしい…
もし、そんなお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談いただけたらと思います。

今後は、音読の効果をぐっと高められる準備体操や、おすすめの音読教材なども紹介していきたいと思います！

レッスンはこちらからどうぞ。発音矯正、日本人の多くの方が苦手とする発音の解説も得意です。
ぜひ、お悩み、ご相談など、お気軽におうぞ。

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みなさんとお会いできるのを楽しみにしています★