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こんにちは、ヴァイオリン講師のSawaです。
レッスンのお申込みも増えてきて、嬉しい限りです。
普段はブログの方にヴァイオリンやイタリアの話など自分の経験を通して色々書いておりますのでそちらもよろしければご覧ください。
本日は1曲、私の演奏を公開致します。
動画で演奏しました曲はポーランドのヴァイオリニストで作曲家のヴィエニアフスキという人のエチュード=カプリス集の第5曲目、「アッラ・サルタレッラ」という曲です。
エチュード・カプリスというだけあって、とにかく難しいテクニックがこの曲集では沢山出てきます。
この曲を練習する事はヴァイオリンの技術を磨く事にもなるので、練習曲として非常に良く出来ているのに加え、どの曲も音楽的にもメロディーが美しいです。
とはいえ、テクニックが難しいので美しく弾く事が非常に大変です(笑)
私はレッスン以外にも演奏家として人前で演奏するので常に技術の向上、音楽的内容の理解を深めていく事に精進する必要があります。
演奏会で演奏する曲以外に時々練習曲やテクニックの種類に合わせた教材を引っ張り出して練習をしています。
私は普段、曲を練習する前に
1.シュラディック(左手の指慣らしの教本)
2.カールフレッシュの音階(単音で3オクターヴの音階、3度、6度、8度、10度の重音)
この二つを練習します。
それに加え、時間や必要に応じてカールフレッシュのUrstudienやセヴシック、ビブラートの練習などを加えていきます。
エチュードとしては時々ドントという本を引っ張り出して練習する事があります。それ以外だとパガニーニのカプリスやこのヴィエニアフスキのエチュード・カプリスも同じく技術の練習に役に立ちます。
そして、練習曲を練習するとしても、かならず音楽的にどの様に曲が成り立っているか、どうしたら曲に表情が出るかを考えます。
どうしても難しいのでテクニックに意識が行きがちですが、テクニックを勉強していても音楽の本質を失ってはいけないと思うようにしています。
この事は私がイタリアで勉強した先生から散々言われ続けてきた事です。
ヴァイオリンに限らず、楽器や歌をされている方には同じことが言えるのではと思います。
このお話が少しでも面白い、今後の楽器の練習に役に立てれば何よりです。