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View: 810 | Mittwoch, 17. April 2024, 11:39
Keisuke.H
I was a bocchi.㉑タクシー通学
小学校3年生の1学期、私はタクシーで通学していた。 それは、家が裕福だからではなく、 引っ越し準備と妹の入院が重なったからだ。 家族が父方の祖父母と同居するために、 5キロ離れた祖父母の家を建て...
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View: 771 | Samstag, 13. April 2024, 17:32
Keisuke.H
I was a bocchi.⑳呪われた場所
私には霊感はなかったし、幽霊や呪いを信じてなかった。 信じたい人は好きに信じればいいけど、 私はあまりそういうのに興味がなかった。 友達の怖い話も苦手で、いつも耳をふさいで過ごしてた。 墓参りや...
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View: 826 | Freitag, 12. April 2024, 14:42
Keisuke.H
I was a bocchi.⑲クリアできない壁
私が小学生の頃、父は仕事用にパソコンを買った。 当時のパソコンはモノクロ画面だったので、 ファミコンのカラー画面には敵わなかった。 分厚くて重いグレーのノートパソコンは、 仕事用として扱われいたので...
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View: 812 | Mittwoch, 10. April 2024, 20:17
Keisuke.H
I was a bocchi.⑱鍵を掛ける
母はいつも「必ず鍵を掛けて」と言っていた。 私は鍵っ子ではなかったのだが、 母は何度も念を押した。 母は専業主婦で、小学校から帰ると家には母と妹がいた。 団地の治安は悪くなかったが、 鍵を開けた...
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View: 854 | Dienstag, 9. April 2024, 19:29
Keisuke.H
I was a bocchi.⑰ハートのある場所
ハートは身体のどこにあるんだろう? ハートの形が心臓を表すのはわかっている。 でも、本当に心臓が『好き』と思うんだろうか。 好きという感情はどこから生まれてくるのだろう。 私にはまだわからない。 ...
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View: 722 | Sonntag, 7. April 2024, 19:43
Keisuke.H
I was a bocchi.⑯チバ君とケンカ
私は両親のケンカを見ていたから、言い合いや殴り合いはしたくなかった。 でも、なぜかチバ君とはケンカばかりしていた。 チバ君とは幼稚園からずっと一緒だった。 幼稚園の頃はナカミチ君とずっと遊んでい...
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View: 680 | Freitag, 5. April 2024, 18:59
Keisuke.H
I was a bocchi.⑮メカニックケイスケ
メカメカしいものが好きだった。 そのきっかけは子供用工具セットだった。 黄色い小さな箱の中身は、 プラスドライバー2本、 マイナスドライバー2本、 小さいハンマー1本、 薄いレンチが10本。 ...
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View: 584 | Dienstag, 2. April 2024, 19:55
Keisuke.H
I was a bocchi.⑭覚えられない九九
幼い私は平均点。 体育以外は可もなく不可もない評価が多かった。 英会話、音楽教室、スイミングスクール、少林寺。 習い事はどれも長続きしなかった。 同じことを繰り返す作業が苦痛で仕方ない。 要は練習が...
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View: 568 | Montag, 1. April 2024, 20:12
Keisuke.H
I was a bocchi.⑬電車に手を降って
子供の頃から電車が好きだった。 特急や新幹線がカッコよかった。 先頭車の速く走る顔が大好きだった。 きっかけは何だったのだろうか? 幼稚園の頃は両親と駅近くの跨線橋まで出掛けていた。 車で10分...
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View: 533 | Sonntag, 31. März 2024, 19:29
Keisuke.H
I was a bocchi.⑫キックベース
私は運動音痴そのものだった。 背が低い、痩せてる、反応が遅い。 ケンケン相撲では無勝のオオタ君に負けていたし、 腕相撲では女子に負けて笑われていた。 スポーツや運動には興味がなかった。 Jリーグやプ...
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View: 627 | Samstag, 30. März 2024, 19:02
Keisuke.H
I was a bocchi.⑪取れない補助輪
私は三輪車で遊んだ記憶がない。 家にあったのかも覚えていない。 補助輪付き自転車で遊んだ記憶なら沢山ある。 それは鮮やかな黄色の子供用自転車だった。 私は駄々をこねたり、泣き叫んだりはしなかった...
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View: 482 | Freitag, 29. März 2024, 19:31
Keisuke.H
I was a bocchi.⑩トンボの記憶
父は笑いながらこんな話をした。 「ケイスケが子供の頃、 ワンワン泣き出したときがあった。 何かと思って釣り場から車に戻ってみたら、 小さいクモにビビって泣いてたんだ」 私はその話のどこが面白い...
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View: 569 | Donnerstag, 28. März 2024, 20:00
Keisuke.H
I was a bocchi.⑨正義の味方に憧れる
父は公務員、母は専業主婦。 周りからは仲の良い家族に見られていた。 でも、両親は家で毎日ケンカをしていた。 父は育児にはあまり関心がなかった。 趣味の釣りに出かけては、母に怒られてケンカになった...
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View: 488 | Mittwoch, 27. März 2024, 20:52
Keisuke.H
I was a bocchi.⑧白いスケッチブック
幼稚園に入る前のことだと思う。 ぶどうの絵を描いた。 丸をたくさん書いて並べただけの絵。 両親が褒めるから嬉しくなって絵を描いた。 見えたものをそのまま描くだけだから、 特に難しいと感じたことは...
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View: 504 | Dienstag, 26. März 2024, 21:47
Keisuke.H
I was a bocchi.⑦スキ・キライ
母は人間の好き嫌いには口を出してくるのに、 食べ物の好き嫌いには厳しかった。 その割には料理が下手だった。 幼い私はナスが食べられなかった。 アレルギーではなく食感が嫌だった。 ナスを食べないと...
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View: 514 | Montag, 25. März 2024, 22:42
Keisuke.H
I was a bocchi.⑥世界を救わない勇者
幼少期の回想をしていると嫌な記憶ばかり浮かんでくる。 楽しいことや嬉しいこともそれ以上にあるはずなのだが、 それらは思い出そうとしても思い出せない。 霧に包まれているような感覚で、 手で掴もうとする...
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View: 437 | Sonntag, 24. März 2024, 23:35
Keisuke.H
I was a bocchi.⑤赤い部屋の悪夢
最古の悪夢は赤い部屋。 いつ見たのかはわからない。 気味が悪かったことだけははっきり覚えている。 夢の中の時間は夜だった。 家の窓から外を見ると隣の棟が見える。 いつもと違うのは隣の塔の壁がない...
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View: 498 | Samstag, 23. März 2024, 23:34
Keisuke.H
I was a bocchi.④マヤちゃん
幼稚園児に恋がわかるのだろうか? 幼い私に母は何度も誰が好きなのか聞いてきた。 『好き』というのがどういうものかよくわからない。 すると、母は「誰が可愛い?」と聞いてきた。 可愛いか可愛くないかなら...
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View: 659 | Samstag, 23. März 2024, 00:28
Keisuke.H
I was a bocchi.③ゲームのナカミチ君
私は一人ぼっちだった。 団地の公園は子どもたちで賑わっていたが、 知らない人と積極的に友達になれるほど明るくなかった。 幼稚園に入ってようやく一人友だちができた。 ナカミチ君だ。 彼も団地の住人...
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View: 457 | Freitag, 22. März 2024, 01:24
Keisuke.H
I was a bocchi.②窓から紙飛行機
最古の記憶は保育園だった。次の記憶は一体いつなのだろうか?幼い私は空を飛ぶことに憧れていた。一瞬ではなくずっと飛んでいたかった。滑り台から飛び降りたり、窓から飛び降りたりはしなかった。高いところは怖...
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View: 532 | Mittwoch, 20. März 2024, 13:55
Keisuke.H
I was a bocchi.①最古の記憶は
私の性格は幼い頃から大して変わってないのかもしれない。それは、集団に溶け込みにくいということだ。グループで遊ぶときに上手く溶け込めない。今回は幼い頃の記憶をできるだけ掘り返してみよう。一番古い記憶は...
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View: 631 | Sonntag, 17. März 2024, 18:55
Keisuke.H
甘過ぎじゃない?
あなたは今日は全力で勉強した?自分の限界までできたと言える?高校生や社会人に化学や数学を教えてると、勉強時間不足が圧倒的に多い。理系科目が苦手な人を対象にしているから、私がそう感じるだけなのかもしれ...
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View: 537 | Freitag, 15. März 2024, 20:33
Keisuke.H
いいんじゃネーノ?
ネーノ【ねーの】 なんでも「いいんじゃネーノ?」と許してくれる心の広いキャラ。 語尾に「ネーノ?」と、つけてしゃべる癖がある、キャラクター。 どんな煽りや荒らしに対しても「いいんじゃネーノ?」と...
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View: 1286 | Mittwoch, 20. September 2023, 20:23
Keisuke.H
就活が驚きの黒さ!☆完
近所の酒店に応募するも不合格。 まずい。このままではどこにも採用してもらえない! 私はもう一度自己分析をやり直した。 まずは、A4のノートに長所・短所を書きまくった。 長所・短所は人間一人につき...
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View: 1157 | Dienstag, 19. September 2023, 19:46
Keisuke.H
就活が驚きの黒さ!★09
就活は続くよ、受かるまで。ハローワーク、ジョブカフェ、就職ガイダンス、企業説明会。 情報は多いに越したことはない。 適職診断や面接の受け答えなどを学んでいった。 夕方なら時間が取れたので、手話の講習...
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View: 1127 | Montag, 18. September 2023, 18:45
Keisuke.H
就活が驚きの黒さ!★08
ワタフタさんの激励もあり就活最前線に戻る。今度は下ではなく前を向きながら歩く。3月。 2社の水産加工会社の採用試験を受けた。 そのうち1社で圧迫面接を経験した。 社長室のような場所に案内されて入ると...
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View: 1074 | Sonntag, 17. September 2023, 18:36
Keisuke.H
就活が驚きの黒さ!★07
私は不合格続きで相当な負のオーラを纏っていたのだろうか? ワタフタさんはこんな話をした。 「ケイスケさんは留年したことを後ろ向きに捉え過ぎている。 今、自分に自信が持てないでしょう。 もっとポジ...
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View: 1039 | Samstag, 16. September 2023, 18:53
Keisuke.H
就活が驚きの黒さ!★06
こうして私は公務員試験第一線を退いた。ハローワークやジョブカフェに行くもののピンと来ない。私は何ができるのか、何がやりたいのか。考えれば考えるほど訳がわからなくなる。10月。同級生から会社でアルバイ...
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View: 1026 | Freitag, 15. September 2023, 18:35
Keisuke.H
就活が驚きの白さ!★05
私は恩師に激励されて再び走り出す。 どこに?公務員試験に向かって。 4月。国家公務員総合職の受験のため新幹線で会場まで行った。 手も足も出ないほど難しかった。 専門科目は仕方ないとしても教養科目...
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View: 1009 | Donnerstag, 14. September 2023, 13:55
Keisuke.H
就活が驚きの白さ!★04
4月に勉強を始めて約半年後の11月。 地元の水道局の技術職の募集に突撃した。 公務員試験のような位置で出題形式も同じだった。 そこでなんと一次試験を突破してしまった! 受かると思っていなかったため、...
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