こんにちは。日本語講師のTedです。
私は音楽が好きなので、今週のテーマを見た瞬間(しゅんかん)にコラムを書きたくなりました(笑)。
にもかかわらず「あまりにたくさんいるので答えられません」という答えしか浮(う)かばず、
どうしようかと思っていたのですが、音楽のことを書く機会(きかい)はきっとまだまだありますよね。
というわけで、今回は、最近(さいきん)ちょうど自分の幼少期(ようしょうき)を思い出しながら
日本のテクノポップ・グループ の YMO (Yellow Magic Orchestra) を聴(き)きなおしていたので
そのことを少し書いてみたいと思います。
私が小さい頃(ころ)、音楽好きの母がよく家で音楽をかけていました。
特に ビートルズ と YMO を聴いて喜(よろこ)んでいる私を見て、
母は私にピアノを習(なら)わせてくれました。
また、母の知り合いの息子さんが、当時(とうじ)とても高額(こうがく)だった
シンセサイザーを持っていたので、母がその知り合いに頼み、
たまに私がその知り合いの家に行って、シンセサイザーを弾(ひ)かせてもらいました。
母は私にピアノを習(なら)わせてくれました。
また、母の知り合いの息子さんが、当時(とうじ)とても高額(こうがく)だった
シンセサイザーを持っていたので、母がその知り合いに頼み、
たまに私がその知り合いの家に行って、シンセサイザーを弾(ひ)かせてもらいました。
YMO の曲を真似(まね)して弾いていたのを今でも覚えています。
それなのに、当時の私は友達と遊ぶ方が楽しく、ほとんど練習(れんしゅう)をしなかったため、
鍵盤楽器(けんばんがっき)はまったく上達(じょうたつ)しませんでした。(ごめんよ母さん)
でも、そのあとに始めたドラムでは、練習(れんしゅう)も苦にならず、今でも続いています。
ドラムと言えば、最近では機械(きかい)のドラム、いわゆる “打ち込み” が
ありとあらゆる音楽に取り入れられていますが、昔はテクノ・ダンスミュージックに多く使われていました。
私がドラムを始めた35年前は、バンドブームの余韻(よいん)がまだ残(のこ)っている頃だったので、
打ち込みに対して 「機械なんて面白くない」とか「ドラマーの出番(でばん)がなくなる」など
抵抗(ていこう)を感じる人が多かったような気がします。(後者はいまのAIに通じるところがありますね)
私は自分がドラマーながらも、打ち込みに対してあまり抵抗を感じていなかったのですが、
きっとそれは小さい頃に聴いていた YMOの影響(えいきょう)が大きかったのだと思います。
逆に、テクノ系でありながらもドラマーがいて、
そこでしっかりと存在感(そんざいかん)を発揮(はっき)している。
そこでしっかりと存在感(そんざいかん)を発揮(はっき)している。
これこそが YMO の魅力(みりょく)の一つで、
そこに「粋(いき)」を感じるのですが、皆さんは如何(いかが)でしょうか。
そこに「粋(いき)」を感じるのですが、皆さんは如何(いかが)でしょうか。
♢私が特に好きな3曲
1.Behind the mask https://www.youtube.com/watch?v=u4VMLYnH_Dc
2.Technopolis https://www.youtube.com/watch?v=28f6znYxFfM
今から40年以上前に、世界で活躍(かつやく)した日本のグループがあったということを
特に今の若い人たちにも知ってもらえると嬉(うれ)しいです。
<今日の単語>
粋(いき)
江戸時代(えどじだい)に庶民(しょみん)の生活の中から生まれた美意識(びいしき)。
世の中のことや、人の気持ちをよく理解(りかい)していて、
態度(たいど)やふるまいなどにも表(あらわ)れている様子(ようす)。例:「粋な計(はか)らい」。
または、身なりや着こなしがさりげなく洗練(せんれん)されている様子。例:「粋な装(よそお)い」。
対義語(たいぎご)は野暮(やぼ)、無粋(ぶすい)。