**今日から日記を書こうと思います。
2023年の元日、つまり一月一日は日曜日でした。**
上の文章、日本人は特に何の疑問も持たずに読んでいると思います。
が、
「今日から日記を書こうと思います。
2023年の元日、つまり一月一日は日曜日でした。
上の文章、日本人は特に何の疑問も持たずに読んでいると思います。」
この文章の中にすべて読み方が違う「日」が7つあります。
小学一年生で習う簡単な漢字「日」がこんな短い文章の中で七変化します。
これだけじゃないんですよ「昨日、一昨日、明日、晦日、日向・・・」
まだまだ異なる読み方があります。
今週のテーマ、新しく日本語を学ぶ人にその魅力を・・・・
とありますが、おそらく、こんなことを話したら
はぁ? これ全部覚えるの?
むりぃぃぃ~!
って言われて終わるでしょうね・・・。
漢字圏以外の学習者の方にとっては「なんでわざわざ漢字なんて!」と怒り心頭に達することでしょう。
平仮名があって、片仮名もある。なんで?
わざわざいらないでしょう。
漢字なんて! (-"-)
せめて 一つの漢字に 読み方一つ にすればいいのに~!!
ぷん!ぷん!・・・・(ちなみにこれ、怒っている時のオノマトペです)
でもでも、漢字っておもしろいし便利なんですょ~。
本を読んでいて
「う~ん、この漢字、読めない!でも意味は分かる」
なんてことも多々あります。
例えば病院で初めて聞く難しい名前の病名を告げられても漢字を読むと何となくわかる場合があります。
「向日葵(ひまわり)」「馬酔木(あしび)」など花の漢字はその性質をよく表していることもあります。
「細魚(さより)」「秋刀魚(さんま)」などの魚の漢字も見た目や性質を表しています。
調べていくとおもしろいですよ。
それに ぜんぶん ひらがなだとよむのにじかんがかかったり、よみまちがえたりしやすいですが、
漢字かな交じりだと時間もかからず、読み間違えも減ります。
さらに!
どの文字を使うかによって雰囲気がとても変わります。
・その女性はとてもきれいな人でした
・そのジョセイはとてもキレイなヒトでした
・ソノ女性ハトテモ綺麗ナヒトデシタ
ね、
全然違いますよね・・・。
勉強するのは大変!
でも、勉強し始めたらおもしろい! と思うのが「日本の文字」だと思うんです。
漢字圏の人は自国の漢字とは全く意味の異なる使い方をする漢字もあります。
「なんで?」と思って調べるとそれもおもしろいですよ。 タブン・・。
スカイプのビデオオフにしてチャットボックスで書く練習をするレッスンがあります。
実は漢字より「カタカナ」の方が難しかったりします・・。
どこに「ッ」や「ー」が入るのか?「キャ」なのか「キュ」なのか・・?
ビデオオフなので気楽にレッスンできます!