こんにちは。講師のbananafishです。
過去問演習の検証結果に応じて、自分に必要な対策は何か?少しずつイメージできるようになってきているでしょうか?
前回に引き続き、リーディング編です。物語文を読み解くヒントをお伝えします。
実際の流れとしては、大問2の英作文という大物が残っているのですが、得点アップの優先度としては、大問4の読解の方が高いことに気づいてもらえたでしょうか?
英作文の対策も、もちろん大切です。しかし、大問1のリスニングに関連する作文とあわせても、最大16点しか得点することはできません。読解力を上げることで、大問2,3,4を合わせた最大68点の得点につながる可能性があるのですから、読解対策を優先することの意味は大きいのです。
都立入試のリーディング、最後の難関が物語文です。大問4は、ボリュームがあり、気持的に圧倒されてしまったり、時間が足りるかどうか心配で焦ってしまったりという心理的要素も得点に大きく影響を与えてしまいます。本番で、実力を発揮するためには、長い文章を読み切る力も必要です。
【直前対策 STEP5:過去問の徹底分析 リーディング 物語文】
令和4年度都立高等学校入学者選抜 学力検査
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問題用紙
●物語文のポイント
・登場人物の関係性を把握する!
・物語の場面を思い浮かべる!
・登場人物の行動や気持ちの変化に注目する!
・行動や気持ちが変化した理由に注目する!
・代名詞が何を指しているのか具体的に確認する!
・接続詞がどのような働きをしているのか具体的に確認する!
●長文のポイント
・短い文章の集まりだと考える!
・段落ごとに内容を把握する!
・キーワードに印をつける!
・段落ごとに内容をメモしておく!
●問題を解くときのヒント
・登場人物と行動や気持ちの変化を確認する
・本文と照らし合わせて、登場人物の行動や気持ちを確認する
・選択肢に不安がある場合には、消去法で確認してみる
●問題を解いた後のトレーニング
①本文の音読(1回目)
単語をチェックしながら知らない単語があったら、印をつける(〇で囲むなど)
②本文の音読(2回目)
文章をチェックしながら意味のわからない文章があったら、印をつける(波線など)
③本文の音読(3回目)
接続詞の働きや、代名詞が具体的に何をさしているのか確認しながら
④本文の音読
知らない単語を調べながら
意味がわかるようになるまで繰り返す
↑1人で難しい場合には、誰かを頼る!
⑤問題を解く
自信を持って正解できるようになっているはず!
⑥本文の音読
スラスラとつっかえずに読めるようになるまで繰り返す!
全文を通すのが難しいようであれば、段落ごとに①~⑥を繰り返すのも有効です。慣れてきたら少しずつ、段落の数を増やしながら、最終的には、全文を通して音読できるようになることを目指しましょう!
とにかく、今の自分には、どこまでできるのか?どこまでやる必要があるのか?を見極めることが大切です。
一人ではどうしても、難しい、どうしてよいかわからない、そのときは、是非、頼ってください!
一緒に頑張りましょう!
ということで、都立高校入試に特化したレッスンも提供しております。
お気軽にお問合せください。
リクエスト時に、都立高校入試対策の旨、お伝えいただければと思います。
過去問演習結果を送付いただければ、分析シートを作成したうえで、より定量的、具体的な学習方針を提案させていただくことができます!是非、ご活用ください。