「学習塾は人気商売!」
こんにちは。講師のbananafishです。
第3回のコラムで、学習塾の「人間関係の構築を学ぶ場所」であるという機能に着目しました。
今回は、学習塾における人間関係とは、どのようなものなのか、それぞれの関係性が一番濃密であるといえる個別指導塾を例にとってお伝えします。
個別指導塾にも様々な形態がありますが、人間関係を構築する要素が大きく3つに分類されることに変わりはありません。
「教室長」、「先生」、「生徒」の3つです。
それぞれの要素に対して、ご家庭との関係、お子さんとの関係が生まれることになります。この6つの関係性をどのように結びたいか、何を目的に関係を構築するのか?ということに注目したことがあるでしょうか?それぞれの関係性を考察する前に、教室長、先生、生徒同士という構成要素が、教室という枠組みの中でどんな役割を果たしているのか見ておきましょう。
「学習塾は人気商売!(教室長編)」
言うまでもなく、教室運営の一切を取り仕切っているのが、教室長です。ご家庭にとって、教室長に対する信頼感を得ることが出来るかどうかが大きな要因であることは言うまでもありませんが、改めてお伝えします。
授業内容はもちろん、費用や、防犯など、サービス面、経済面、安全面を含め全てを教室長が担っています。
大手の塾などであれば、大方の方針などは、本部の意向に従うので教室長の存在はあまり重要ではないのかというと、そうでもありません。教室運営に対する熱意や、理念など教室長自身の人間性が、教室全体に大きな影響を与えます。教室長と先生、生徒たちとの距離の取り方なども、塾全体の雰囲気、通いやすさ、勉強への集中のしやすさなどに現れるものです。
トップである教室長が、教室の中で一番の人気者であるかどうかは、生徒にとって通いやすい教室であるかどうかの大きな判断材料でもあります。
同時に、お子さんの人生を導くのは、あくまでもご家庭です。塾は、お子さんの人生をサポートする道具でしかありません。
お子さんと塾の相性を第一優先にするご家庭も見受けられますが、親御さんの価値観、ご家庭の方針と教室長の波長が合わないと、結果的に、お子さんにしわ寄せがいってしまいます。
「学習塾は人気商売!」
塾選びをする前に、
親御さんの価値観、ご家庭の方針を改めて、共有してみてください。その価値観を共有でき、お子さんにも人気のある教室長のいる塾であることが、大切なポイントとなるはずです。
次回は、お子さんにとって、一番重要な存在となる先生の役割についてお伝えします。
お楽しみに!