今までで一番怖かったこと・・・。
実は私、霊的な怖いこと、何度か経験しています。
が、その時はとても怖かったのに今となるとそうでもないんですよね・・・。
それぞれに意味があったな・・と感じるぐらい。
で、実際に今でも怖かったなぁ~と思う出来事は 北海道旅行 です。
あれはかれこれ30年ぐらい前の事・・・。
小学校時代からの友人と北海道旅行へ。
レンタカーを借りて気持ちよくドライブ
地元に就職しドライブ大好きな友人がドライバー
免許取り立て、しかもペーパードライバーの私は助手席で快適に過ごしてました。
ずっと運転していた友人
旅行前までの仕事の疲れもあって腕が痛みだし、ハンドルが握れなくなったと・・・。
仕方なく私と運転交代
「大丈夫、北海道の道はまっすぐで運転しやすいよぉ~」
の言葉に緊張しつつもハンドルを握る私
確かに信号も少ない、道幅も広い、煽る車もない、これなら大丈夫かも~(*´▽`*)
なんて思いつつ運転を続け
「そろそろガソリンがなくなりそうだからどこかで給油しないとね~」
と言いつつその日泊まるホテルを目指して走らせます。
が、なかなかガソリンスタンドが見つからない。
そうこうしているうちに民家がポツリポツリと少なくなった途端にいきなり大草原!
大草原の中まっすぐな道!
果てしなく続くまっすぐな道!
普段なら気持ちよく走ったでしょう。
しかし!
もうすぐ日暮れに差しかかる時刻
しかもガソリンはどんどん減っていく
運転しているのはペーパードライバー
ガソリンのメモリは情け容赦なく減る!
日は沈み暗くなる
なのに家一軒、何もない!
ただ、ただ、まっすぐな道
映画のラストシーンや車のCMなら最高な道
でも、想像してください
今から30年前
ナビもスマホもない
紙の地図を見ながら
「たぶん、このあたり・・・・。」
なんて言いつつの運転
しかも、闇は深まり、もはや夜・・・。
前後左右、他の車は走っていない・・・。
もし、今、ここでガス欠になったら・・・・。
無口になる二人・・・
永遠に続くかと思われる大草原を走るまっすぐな道
点滅を続ける給油のランプ
ガソリン残量を示すメーターはとっくにゼロに・・・。
なのにガソリンスタンドが見つからない!
誰かに聞きたくても民家もない!
紙の地図ではとっくに抜けているはずの大草原の道はまだまだ続いている。。
もしかして道を間違えているのかも・・・。
さっきの曲がり角・・・・って何十キロも後ろだ
よね・・・?
こんなところでガス欠になったら・・・。
朝までどこにも連絡できずに優しいドライバーが来るのをひたすら待つだけ・・。
もし、変なドライバーなら・・・二十歳そこそこの女子二人。
一晩この暗い何もない道の真ん中で過ごさないとならないのか・・・。
どのぐらい続いただろう・・
いきなり ガソリンスタンドが あった~!!!!!
二人とも安堵のあまり、涙と笑いと訳の分からない雄たけび!
ガソリンスタンドへ入り、給油口まで後数十メートル・・のところでいきなりエンジンが止まった
ガス欠
本気でガス欠!
いきなりガス欠!
とうとうガス欠!
だけど、ここはガソリンスタンド!
その事実でまたも訳の分からない涙と笑いと雄たけび!
その後、無事ホテルへ到着して友人が一言
「明日はやっぱり私が運転するね。今日、本当に怖かった!」
なんと、彼女、ガス欠の恐怖と共に、私の未熟な運転技術の恐怖とダブルで生きた心地がしなかったそうです。
「怖い」っていろいろありますね・・・。