うまいもんだよカボチャのほうとう
今週のテーマ「かぼちゃ料理」
好きかどうかは別として「かぼちゃ料理」=「ほうとう」
がこびりついている私は山梨県人
冒頭の
「うまいもんだよカボチャのほうとう」
という言い回しがあるほどのソウルフード「ほうとう」
かの武田信玄公が合戦の際の栄養補給と士気を上げるための陣中食としており、
名前の由来は麺を信玄公自ら伝家の宝刀で切ったから・・という説もあるとか・・。
今は麺をスーパーで売っていますが、私が幼い頃は家で麺から作るのが当たり前。
汁は味噌味でかぼちゃはもちろん、キノコ、ゴボウ、ニンジンなど様々な野菜を入れます。
味が整ったところで麺を入れ、煮込みます。
麺は太くて弾力があり、これが煮込まれてさらに太くもちもちに・・。
煮込むことによって汁もとろみが出て、スルスルっと麵を吸い上げるなんて無理な状態。
しっかり噛んで食べます。
様々な野菜と弾力のある麵、そしてとろみタップリの汁で体の芯から温まります。
しっかり煮込んだ田舎料理。
一度だけお店で食べたことがありますが、なんか違うんですよね。
洗練されているというか、ちょっとツルツルってのに媚びているというか・・。
もっとゴチャゴチャ、ベチャベチャに煮込んでこその旨味なんだと思うんだけどなぁ。
私の夫は別の県の人。
麺はツルツルッとが当たり前、当然、ほうとうはちょっと・・・と好みではありません。
ま、山梨の人でもほうとう嫌い、という人は結構います。
いかにも田舎料理って感じだし、よく噛まないとならないし・・・。
このほうとう、たくさん作った翌日、お鍋の中では麺も野菜もトロトロになりひと塊になります。
とても麺料理とは言えない状態。
が、
実は私、これが好きなんです。
アツアツのご飯の上に冷たい塊のままかけて食べると最高です。
ちょっと変わった和風シチューのような感じ・・・。
これを一度、夫に力説したことがあるのですが、そもそもシチュー嫌いの夫なので一言
「う~ん、オレいいや」
で終わりました。
ほうとう・・・長いこと食べていません・・・。
あなたのソウルフードはなんですか?
小さい頃から食べている故郷の料理はなんですか?
楽しく話しましょう。(*´▽`*)