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Cafetalk Tutor's Column

Rubrica di Rumi.

根回しって・・・。

Jul 3, 2022

こんにちは日本語講師のAoi.rです。

昨日、日本企業でお仕事をされているお二人の外国人の方のセミナーに参加しました。
とても興味深い内容でした。

カナダ出身の男性と中国出身の女性の方。
それぞれ違う観点から日本語、日本企業文化、日本での働き方などについて話されました。

全く違う会社にお勤めなのですがお二人ともおっしゃっていたのが
「日本の会議がわからない」

どういうことかと言うと、まず「根回しの必要性」がわからない。
「承認されたか否か」が曖昧過ぎてわからない。
「企画の通し方」がほんの少しの言い方の違いで通ったり通らなかったりがある。

日本語特有の曖昧表現。婉曲な意見表明などは日本語のテキストではなかなか理解しきれない。

会議終了後「で、結論は何?」となっているのは自分のみで周りの日本人は分かっている。
事細かに聞いて「えっ!あの言葉がOKの意味だったの?」なんて・・・。

また別の会議では同僚から
「あの言い方だと企画は通らないよ。」と言われる。
微妙な言い方の違いで同じ企画が通ったりする。

日本語は文法・語彙の理解だけではコミュニケーションは難しい。
日本文化や日本人的思考などがとても言葉の言い方に表れる。そしてそれがとても重要だと思う。

他にも発音や音節、異文化交流などとても有意義なお話ばかりでした。

日本語講師として文法はもちろん、さらに文化・思考・習慣などがどのように言語に影響を与えているかをしっかり把握し説明できるようにならないと!・・・と刺激を受けました。
大変だけどやりがいも楽しさもあります。

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