私が最初にカウンセリングに行ったとき、
「死にたい」という気持ちが大きくなりすぎて、どうしようもありませんでした。
でも、カウンセリングに行って「死にたい」とは言えませんでした。
なぜかと言えば…
そんなこと言ったら「え、ヤバいの来たな」とか思われると思っていたから。
話も普通にできるし、明るそうだし、しっかりして仕事もこなせそうな私。
誰がどう見ても、「悩んでいる人」ではない私。
だからこそ、そんなことが言えなくなっていました。
だけど、毎日死ぬことしか考えられなくなっていました。
「死にたい」と思っても大丈夫です。
カウンセリングでは、「死にたい」と言っても大丈夫です。
わたしも死にたいって思ってたし、誰にも言えなかった。
人は死のうと思えば、ひとりで一瞬で死ねます。
それを分かっているけど、怖くてできない。
何度も、そこを行き来したので、よくわかります。
怖い…
今思えば、私の本能は私を守っていました。
温かい命の炎のようなものが、「死なないでね」って。
そして、いつしか、カウンセリングで死にたいと言うようになりました。
人に言うという時点で、それは「助けて」という意味に変わります。
「死にたい」わけではないんです。
じゃぁ、なんでそう思うんだろう…って一緒に考えて、
ゆっくりと自分の思いを、自分で理解していけたら、いいと思います。
「死にたい」という思いには、
「このままはいやだ」
「このままの人生なら生きる意味ない」
「自分らしい人生なら生きたい」
みたいな思いが感じられて、ある意味、とても切なくて熱い思いなのかもしれません。