日本語の授業の中で「音楽の授業」をやったことが何度かあります。
日本の有名な曲、主にJ-POPを選んで、みんなで歌詞をディクテーションしたり、
曲の意図を汲んだり、最後は歌ってみたりします。
個人的には、とても大好きな授業です。
それが、のちに彼らの初めてのカラオケで歌える日本の歌になったり、
会社や大学で会う日本人との会話で盛り上がったり、
そういうことが、あるから授業も一層楽しくなります。
かなり前ですが、長らく勉強した学生との最後の授業で、
みんなで歌を歌ったことがありました。
Superflyの「愛を込めて花束を」です。
そのとき、クラスはすごく仲良しで、
この歌も、とても積極的に覚えて歌ってくれていました。
最後だったからというのもあり、
歌詞やメロディーを、より感じ取ってくれていたように思います。
印象に残った最終回…になったかな、と思いました。
その後、何年かして、その中のひとりの学生から
久しぶりにメッセージが来ました。
その内容は「愛を込めて花束を、を聞いています。
とても懐かしい。みなさんを思い出します。」といった内容でした。
音楽が残す印象って、本当に大きいと思います。
色んな事勉強したけど、この曲をあの人と歌ったなーというのは、
みんなの頭ではなく、五感に響いて残っているんだろうな、と思ったのでした。
わたしも、あの曲を聴くと、今でもあのクラス、あの瞬間を思い出します。
そんな瞬間が、もっと増えたら素敵だなーと思いつつ、
また音楽の授業やれたらいいなと思っています^^