私は20代のころ、初めてカウンセリンウを受けました。
ひとりで誰にも言えずに、何に悩んでいるのかもわからない状態で、
ただ毎日「死にたい」だけでした。
例えば、だれかに「悩みなら聞くよ?」「どうしたの?」と声をかけられても、
悩みがわからない、何もない、どうもしない、としか返せなかったと思います。
だから、カウンセリングに行くときも、何を話せばいいか分からないし、
何に悩んでるのか分からないんじゃ、先生も困るだろうし…
ということで、適当な悩みを作って、
「人から見られるのが怖い」という名目で、カウンセリングを受けに行きました。
足も手も声も震えて、カウンセリングって何だ…?
ってすごく怖かったです。
それでもなぜ行ったのかというと、
「死にたい」が極限まで来ていて、
死ぬ以外に道はないのか…と探っていたからです。
世の中にはカウンセリングというものがあるらしい…
死ぬ前に足を運んでみてもいいじゃないか…と思ったのです。
「人から見られるのが怖い」というのは、
カウンセリングの先生に「今日はどうしましたか?」と聞かれたとき用の回答。
聞かれないはずないからね…w
まあ表面的な「言葉で表現できる悩み」という感じ。
内心では、この悩みからどんどん深堀って、核心まで見抜いてください!
みたいに思っていたかな。
自分で言えよ!って思うかもしれないけど、
この時は、自分でそこに触れるなんて、絶対にできませんでした。
傷口にナイフでぐりぐりするくらい無理でした。
今思えば、そのまま「死にたい」とだけ言ってもよかったんだけど
それも怖くて言えなかったんだよね。
そして、そんなこと言ったらやばい奴だと思われる…とかね。
とにかく怖かった。
今は、髪切りに行くとかネイルやりに行こう~みたいなノリで
カウンセリング行きたいなーみたいな感覚で行ったりするくらい気軽に行ってます。
カウンセリングって、実はめっちゃ心のメンテナンスに良いし、
定期的に行ったら、最高に気持ちのいいところ。
なーんでも自分の思ってること、感じてること、泣きたいこと、
不安なこと、なかなか人には言えないこと、全部なんでもあり!
なんでも自分の出したいこころの中を出せる場所。
あれは言っちゃだめとか、引かれるとか、重すぎるとか、
ない!!
全部、自分次第。
話すか話さないか、自分でどこまで自分に真剣になるか、
本当にそこ。
わたしにドン引きされるようなこと、話したっていい。
話さなくたっていい。
なんでもいい。
わたしだって、みんなだって、表面的にはよく見えてたって
黒い部分持ってる。
他人だからこそ、一歩チャレンジできることもあります。
自分を開示することに慣れてくると、自然に可笑しくなってくることがあります。
そしたら最高の悩み吹っ飛ばしですね(・∀・)