(汚い画面でごめんなさい。車のナビで放送されたTV画面を写真に撮りました。)
夏といえば
音楽系の部活動に入っている中高生の皆さんの一大目標である
コンクールシーズンのイメージしかありません。
17年間高校の音楽科教員をしてきた私にとって、夏は正念場でした。
合唱部も吹奏楽部も両方指導していましたので夏は命がけ!!
当然、夏休み中は毎日部活です。
(コンクールが終わると、3年生が引退し新体制を作りあげ
秋の演奏会シーズンに向けての練習が始まりますので・・)
お盆の期間だけわずかなオフがありますが
暑い中本当に生徒たちはよく頑張ってくれていました。
特に高校三年生の担任目線ですと(保護者目線かもしれません)
「夏休み中そんなに部活やらなくても」
「勉強してほしい」
と思う面もあるのですが
きちんとやり遂げてから気持ちを切り替えて受験生になる
ということが自信や根性につながるので
大切にしたいですし(面接でも話せるし)
部活がない夏休みは午前中寝ているだけ
という輩もいるので
(当たり前ですがこういう生徒は受験に失敗します。
チャレンジすれば可能性があるのに、やらないという選択をしてしまう
・・根性?(古い言い方ですが)粘り強さが育たないのです・・)
賛否両論ある部活動ですが、
やりたい部活動があるならしっかりやった方がいい、と思います。
将来、職場と家だけの往復で特に趣味もないという生活が
豊かな人生につながるかというと疑問ですし
中高生のころやったことは意外としっかり身についていて
年をとってもできますからね。
OBOGのバンドで数十年ぶりに楽器を演奏することになり
「音、出るかしら?」
と言っていたクラリネットのご婦人が
難曲の「アルメニアンダンス」の16分音符もなぜか指が回っている
素晴らしさ(恐ろしさ)と言ったら・・
昔、ピアノを弾かれていた方は
忘れていてもすぐに思い出せます。
ステイホームはもう少し続きそうですし
ぜひこの機会にまたピアノに挑戦していただきたいと思います。