Cafetalk講師のMasamyです。
皆さんは楽しいハロウィーンを過ごされましたか?私が今住んでるイングランドの小さな町では、各お店が個性的な飾り付けをしてたり、仮装した子供たちが通りを「普通に」歩いてたり。。。スーパーのスタッフが、全身紫の「悪魔系」の仮装をして「普通に」働いてたり。。。と、なかなか面白い感じでした。日本と違うのは、やはり海外の人の仮装は、「可愛らしさ・セクシーさ」というよりは、「リアル」に仮装をしてるという感じですね(笑)
さて、話は変わり、私は英語を教え始めて約15年くらい経ちます。私自身の経験も含め、この15年間の中で出会った様々な生徒さんから頂きた質問、疑問というのは、山ほどあります(笑)
「あ~、そうそう」と思わず共感してしまう事や、「へえ、そう考えるんだ。。」と関心することは、日常茶飯事。同じ「外国語」として英語を学ぶ日本人同士でも、考え方は十人十色。当然の事ですよね。
その中でも、多くの生徒さんがぶつかる壁に、
「先生、あいづちを打つのに、yesやI see 以外に何かないですか?もうこの2つは使い飽きました。」
というコメントがあります(笑)これ、確かに私もこの状態に陥ったことがあるので、気持ちはよく分かります!!
これは日本人の人にはもしかしたら「典型的」と言われる壁かもしれません。なぜかというと、日本人の学習スタイル(ここでは英語)が基本的に「受け身」の形だからではないかと私は思ってます。会話というのは、皆さんがよく耳にするように「キャッチボール」なので、投げては受け、受けては投げ返すというのが自然の形。ただ、「受け身」で学習してしまうと、投げた物をひたすら受けるだけの状況に陥りがちになります。そうなると、相手のコメントには恐らく
yes
I see.
I understand.
などといった、大事なあいづちだけれども、それの連発になってしまう可能性があり、同じパターンばかり口にする自分に「飽きる」という流れになるのかも。。。。
この部分に関しては、「あいづちの種類を増やす」という対策は効果があまり出ないように思います。お店の商品ではないので、数増やしたところで、売れないと(使えないと)意味はありませんよね?(笑)そこで私が自分の経験を通して生徒さんにアドバイスするのは、やはり相手の話を「聴く」ことにフォーカスを置くという作業。
恐らく相手が話してる内容をじっくり聞くというよりは、「何を言ってるかをまず理解する」という部分にフォーカスが行く方が多く(緊張してたり、聴きとりに不安だったり。。という理由で)、その上で「あいづち」を打つとなると、やはり↑に挙げたシンプルなものに集中してしまうかも。。。
会話が「キャッチボール」と表現されてるだけに、必ずそこには「ボール」が存在します。その「ボール」は、会話全体ではなく、時には相手の話に出てくる小さなトピックや単語などだったりもするので、それについての自分の意見や、時には想い出などを話すことがあいづちを含んだ「キャッチボール」にもなりますよね。
または、yes, I see, I understandなどというあいづちは、相手の話全体を受けての感想となりますが、私がよく生徒さんに言うのは、例えば相手の話がかなり納得するものであれば、
I know!(分かる!)
I'm with you! (同感!)
I totally agree with you! (全く同感!)
などという表現も出てきます。また相手の話に関して、あまり自分は詳しくはない場合などは、
I don't know about it but it sounds interesting.(その話はよく知らないけど、興味深い内容だね。)
I don't really know about it.(それについてはあまりよく分からないかも)
I didn't know that. (へえ、知らなかったよ)
などと言ったあいづちもありますよね。
あいづちというのは、具体的な相手の話に対しての反応だと、私は思っているので、もっと具体的に相手の話に対する意見を、話の途中でもいいので、シンプルに伝えることが大事かなと思います。もちろんそのためには、しっかり聴くことが必要とされるのと同時に、相手の話に興味を持つことが大切なのではと思います。英語が聴き取れるかどうかの不安より、その人に興味を向け、「この人は何の話をするんだろう?」と意識すると、案外理解しやすくなることもあります。(経験者は語る。。です:))
よく聞く「ボケとツッコミ」の表現ですが、ツッコミは、相手の話を聴いていないと出来ない作業です。また会話の途中にツッコムことで、「私はあなたの話を聴いてますよ」という合図にもなるでしょうし、「あなたの話に興味をもっています」という意味にもなるのではと思います:)
どんな内容の話であれ、最後まで聴いて理解することも大事ですが、箇所箇所に潜んでる「ボール」というネタを見つけ、会話を広げていくのも、英語力アップの秘訣だと思います:)
今日の内容が皆さんの英語学習に少しでもお役に立てたら嬉しいです:)