久々にコラムを書かせていただきます。
模試をどのように活用すればいいのか、どう考えている生徒が多いのか、感じていたことを書かせていただきます。
秋になるとたくさんの重要な模試があり、一喜一憂する時期です。
実際よい結果がでた生徒の喜びや伸びない生徒の落ち込みは口では表現できないほどです。
この時期、不安になる親御さんや本人たちと面談し、頭を整理してもらいすべきことを明快にすることが重要でした。
よく実力を付けてから模試を受けるとか、模試を受ける時間がもったいない、その時間勉強した方が伸びる、と言う意見を耳にします。
そもそも模試を受ける意味は何でしょうか?
一番の理由は今の学力のレベルを客観的に見ることです。
健康診断と同じで、模試でいわば学力の診断をすることが重要です。
自分が思っていることと、実際の実力はちがいます。
模試が試験の本番ではないので一喜一憂するのではなく、冷静にどこに問題があるのかどうすべきか、しっかりと分析することが重要です。
では模試を受けた後、どうすべきでしょうか?
よく模試の直しをしなさい、と言われると思います。
土台の出来ていない生徒に全部直すことを要求することは無理があるように思います。
量が多いので数週間かかる生徒も多いです。
ではいつどのように直しをすればよいのでしょうか?
テストの余韻が残っているうちに、頭にちがうことを入れる前に、わからなかった悔しさが残っているうちにすぐに直すように励ましていました。
模試の前に今回心がけるべき点をともに確認し、終わればすぐに必要な点のみ復習する、これにつきるように思います。
よく部活のことを例えにして生徒に言い聞かせました。
強いチームほど、課題を明確にして、練習試合をし、終われば出来ていない点を反省して修正すると。
なんとなく試合をして、結果のみに一喜一憂して、反省点が分からないようでは強くならないでしょ、と。
模試の前に、目標や心がけることを明快にして、ピンポイントで復習。
これだけでストレスが減り、効率がぐっと上がります。
その他の問題は生徒によっては軽く目を通させておいて、実際の入試前に復習する材料にしました。
模試の活用は何よりも重要です。
少しでも参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。