今読んでいる本です。ものすごく面白い。
最近注目されている「非認知能力」についての本。GRITという言葉が現れて久しいですが、物事をやり抜く力、内発的にやろうとする力のことで、読み書き計算よりも人生に与える影響が大きいとされている能力のことです。
ただ、非認知能力は読み書きのように教えて身につくものではなく、主に幼少時の環境によって自然と育つもの。だから貧困環境は子ども成長の機会を奪ってしまっています。
では3歳超えたらもう変わらないのかというと、そう言い切れるわけでもないようです。
でも、教えることんじゃないなら、どうやるんだ!?という疑問に対して、実際的な方法を提示してくれる本でした。
いろいろなお子さんを見ていて、この非認知能力の持ちようも様々だと痛感します。勉強ができる(認知能力が高い)、または勉強に対する姿勢が積極的なお子さんは、もれなくこの非認知能力の高さを感じます。小学生の頃はまだまだでも年齢を重ねるに従って大器晩成型に伸びていく人もいました。総じて、非認知能力の高いお子さんに確実に共通するのは「大事に育てられたんだな」ということぐらいでしょうか(^^)
基本的に僕は「お勉強」を教えるのが仕事です。ただ、それだけでいいのかなという思いはずっと持っています。「お勉強」に向かう姿勢、気持ちの部分の方がずっと大事だなと思っています。
そのためにいろいろあれこれ試行錯誤してきましたが、この本を読んで、ああ、方向は間違ってなかったなと思えました。
ほんとにいろいろ考えさせる本だったので、また感想を書くかもしれません!
ではでは。