皆さま、こんにちは。お久しぶりです。
NHK大河ドラマ「光る君へ」を1年間見続け、今朝、ついに最終回を視聴しました。
講師コラムに最後に書いたのはちょうど1カ月前で、藤原道長が有名なもちづきの歌を詠んだ回でしたが、その後は、道長から息子の世代へ政治の中心が移っていき、まひろ(紫式部)の書く『源氏物語』も終わり…という展開。
ドラマは先週の回でほぼお話は終わっていましたので、今回は、登場人物のその後が描かれました。といっても、どの人物もしっかり描かれていて、涙なしには見られない場面の連続でした。
以下、ネタバレありますので、これから見る予定の方は見終わってから読んでくださいね。
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とくに印象に残ったのは、道長の正妻である倫子(ともこ)。
道長とまひろの仲が子ども時代から続くこと、共通の友であった散楽師を一緒に弔ったことなどを聞き、かなりのショックであったと思われます。それでも、まひろが仕えた、娘の彰子を思いやり、道長へも変わらぬ愛情を見せ、道長が亡くなる間際には、なんとまひろを呼び寄せて道長に会わせます。
道長を支え、家を繁栄にみちびいた本物のお姫さまの姿を目の当たりにしました。
とにかく、どの人物も生き生きと描かれて有機的につながっていて、どの場面も1年間見通したごほうびのようでした。
そういえば、倫子との会話の後、まひろが弾いた琵琶の弦が切れる、というハプニングもありました。琵琶も1年を通して「出演」していたのですが…。
途中から登場した若者が最後にこのように効いてくるとは!という驚きもあり、早世したまひろの弟まで再登場しそうな場面もあり、ここには書き切れないので、もしよろしかったらレッスンでお話しできれば幸いです。
1月から感想を書き続けてきました。6月には講師コラム賞をいただけたこともすばらしい出来事でした。最後はちょっと息切れして間が空きましたが、最終回まで書くことができてほっとしております。
これまで読んでくださった方々、ありがとうございました。