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Cafetalk Tutor's Column

Tutor Yuki.Kyoto 's Column

心を整える方法②~認識の流れを観る★「感覚」を観る~

Dienstag, 1. Oktober 2024, 12:14

こんにちは

エンパワLabo、氣功師の有岐です

 

今日のあなたの心の水面はどんな状態でしょうか?

 

静かに波紋一つない全ての音を反響する状態ですか?

小さな波紋がゆっくりと広がっていますか?

水面に何も映し出されないほど揺れていますか?

 

 

 

 

私達は日々、選択の中で生きています。

その中で葛藤、後悔があり、自分の心を支配している

不安の糸口を探しています。

 

 

この世は自分の思い通りにならない事ばかりで、

どこに行こうと必ず嫌な人に出会います。

 

人は集まると、あれやこれやと頭に浮かんだ言葉を

「相手からの同意と承認を得たい!」

すぐ反応し自我の欲望が暴走して、

自分の主観で人や物事の評価や批判を口にしがちです。

 

他者のそれを変えようとする努力は、むなしい結果になります。

そして、かえって自分の心を乱す原因となります。

 

大切な事は、他人の発言や行動に対して過敏にならない事。

心を奪われない事。

 

 

 

その為にはどうしたらよいのか?

方法は1つあります。

 

それは、自分の心に集中している事

自分の目標「今する事、するべき事」に集中している事。

 

 

 

 

自分の心の水面が静かでない限り、どこに行っても同じ問題に直面します。

そして、逆に平穏な場所で外の環境が静かであっても、

自分の心の中に平穏がなければ、外の環境は関係なかったりするのです。




◆日常の「感覚」に気づくことが  心を安定させる


普段の生活では、私たちの体や心には様々な感覚や反応が生じています。

しかし、その多くは無意識のうちに流れていき、気づかないままでいることが多いです。

この「感覚に気づく」ことは、自分自身をより深く理解し、ストレスや不安を和らげるための強力な方法です。

 

 

◆どんな感覚に気づけばいいの?


感覚に気づくというのは、体の中で何が起こっているかをただ観察することです。

 

たとえば、忙しい日中に肩や首が緊張していることに気づいたり、冷たい風に当たったときに肌がピリッと反応することに気づいたりすることです。

呼吸が浅くなっているのか、深くなっているのかを感じることも、この「感覚に気づく」一例です。
 

 

 

実践例:ストレスを感じたとき


仕事が忙しくてストレスを感じているとき、まず一度立ち止まって、体に何が起こっているのかに意識を向けてみましょう。

 

肩や背中がこわばっているかもしれません。もしかしたら呼吸が浅く早くなっていることにも気づくかもしれません。

こうした感覚に気づいたら、深呼吸をして体を少し緩めるだけで、心の緊張も和らぎます。


これは、体と心がつながっている証拠です。


体の緊張を和らげると、自然と心もリラックスし、ストレスが軽減されるのです。




 

 

◆仏教における「受・想・行」とは?

仏教では、私たちの感覚や反応が3つのプロセスを通して生まれると教えています。

 

それが「受・想・行」です。

難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に説明すると次のようになります。

①受(じゅ): 感覚を受け取ること。

たとえば、何か冷たいものを触ったときにその冷たさを感じること。
 

②想(そう): その感覚に対して意味をつけること。

冷たいものに触ったとき、「冷たくて嫌だ」と感じるのか、「気持ちいい」と感じるのかは人それぞれです。
 

③行(ぎょう): その感覚や思いに基づいて行動すること。たとえば、冷たさを感じてすぐ手を引っ込めるなどの行動です。
 

ここで重要なのが、「バイアス」です。

 

↓↓↓

 

◆◆バイアス(偏り)に気づくことが大事◆◆
 

これらのプロセスには、しばしば過去の経験や先入観が影響します。

 

たとえば、以前冷たい水に触って痛い思いをしたことがあると、「冷たいものは嫌だ」と感じやすくなり、その瞬間に手を引っ込めてしまうかもしれません。

 

これが「バイアス」の例です。

私たちの日常生活でも、このような無意識のバイアスが感覚や思考に影響を与え、ストレスや不安を生み出す原因となっています。

 

しかし、そのバイアスに気づくことができれば、感情に振り回されずに、より冷静に物事を見ることができるようになります。



たとえば、家でリラックスしているときに、意識的に自分の呼吸に注意を向けてみてください。

呼吸が穏やかで、体がリラックスしていることに気づくでしょう。

逆に、焦っているときは呼吸が浅くなり、体が緊張しているかもしれません。


このように、どんなときでも体と心の状態に注意を向けることで、バイアスに気づきやすくなります。

 

 

「今、自分は焦っている」「今、体が緊張している」

 

そう気づくだけで、心の状態をリセットする手助けとなるのです。



日常に取り入れられる実践 
     3STEP!

忙しいときやストレスを感じたとき、

 

①まずは深呼吸(6回)をして体の状態に気づく。
 

②体がどう反応しているか、心が何を感じているか観察する。
 

③その感覚をありのままに受け止め、無意識のバイアスに気づく。


*ここが大切!

・怒りや悲しみ、様々な感情、または思考が浮かんで来たら

 その渦に固執して大きくしない

・「自分は怒りがこみあげている」「xxと考えている」

 ただありのままを受け止めて流す (ただ観察する)

 

 

④気づいたら、リラックスする方法を実践する(深呼吸、ストレッチなど)。
 


 

 

これらのシンプルな実践を日々の生活に取り入れることで、心を少しずつ自己の制御下に置く事が出来るようになってきます。

 

理解している事と、実践で分かる事は全く別です。

 

今日この時から、心の水面が波立つ事があったら、

その時こそ、実践の時です。

深呼吸を6回ゆっくりとして、3つのSTEPをしてみて下さい。

 

1度でも自分の感情に手綱をつけれて、その場面を乗り切った時、自分の中で「出来る」という感覚があるはず!

心のレジリエンスはこうやって少しずつ、筋肉と同じで自分でつけていけるものです。




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