色というと水彩とか油彩とか油絵で使用して、鉛筆では使用しません。
色があると魅力的ですよね、、、
白黒の世界と色がある世界では断然色があった方がいいです。
では「色」と「形」は別次元のものなのでしょうか?
これらは分けて考えるべきなのでしょうか?
美術教育ではこれらを別々に分けて学ことが多いです。
そして私は色が得意だ!とか
私は形が得意だ!と言って
お互いを疎遠してしまう傾向が実は人間の心理としてあります
私は色と形は同じ次元の存在でありのものであり、存在を表す両側面のようなものではないかと思います。
どういうことかというと、相反する性質のものは異なる次元に存在しているのか?という話です。
一元論か2元論かです。
例えば唯心論と唯物論は異なる次元の話をしています。
精神が世界の根本か、物質が世界の根本か?という話で、多くの哲学者はどちらか一方を選択しています。
つまり両立させるには世界が2元論になってしまうわけです。
この流れで「色」と「形」を異なる次元のものとして存在させると
お互いを疎遠させて世界は2元論になります
逆にいうとこれらを一元論的に考えると、色と形は同じ次元に存在していて、一つの物の側面を表す2つの見方になるわけです。つまり分けて考えるべき性質ではなく、視覚的にみたときに
ある性質がより多く含まれている部分を言い表していると言えると思います。
つまり、形とは視覚的にみたある物体の3次元のパースペクティブを点と線と面で説明する性質がより多く含まれている現象の性質であり、色とは視覚的にみた時の物体の光の波長の性質がより多く含まれている現象の性質のことである。
こう考えると色を研究する、形を研究するとは、あるモチーフの存在の本質を探究する2つの手段であると思います。色と形は同じ次元に存在するの友人のようなものです。
そう考えると親近感が湧きますね。
今回は色について考えてみました。
また次回お会いします。