いつもの生活に世界のスパイスを。

Cafetalk Tutor's Column

Gemma Art 講師のコラム

絵を描く時代は終わったのか?? ~AIと人間の芸術の違いとは?~

2023年6月12日 | 1 コメント



こんにちは。画家のGEMMAと申します。
カフェトークで絵画・デッサンの授業をさせて頂いております。

今回のテーマは「絵を描く価値はなんなのか?」という
本質的なテーマに迫っていきたいと思います。

というのは最近ちまたではAIヴームが訪れましたね。
AIが自動的にイラストを描いてくれたり、アニメーションの脚本を書いてくれるということで
米ハリウッドでは脚本家のストライキが起きています。

(Aiの描いたイラレ)

では今後、AIは絵を描いてくれるとなると、、私たちが絵を描く意味はなくのでしょうか?

どのように思いますか??
、、、、、、、、、
、、、、、、、

私は「むしろその逆である」と考えます。


何故かというと、
このような人間がしていた役割を機会がとって変わるとき
人はその行為の本質を気づかされるようになるからです。


例をとってみましょう。
写真がフィルム撮影からデジタル撮影にとってかわった現代では
むしろ人々はフィルム写真の良さに気づくようになりました。


我々が生きている現在、絵画やイラストをAIも描けるようになった今
人が手で絵を描く、人間が考えて体で絵を描くことの本質的な意味が見直されています


ここで最近、登場してきた言葉が「身体性という言葉です。
「身体性」とはどういう意味でしょうか??

分かりやすく説明してきます。

最近では、私たちは結果としての作品インスタなどで
たくさん見ることができる時代にいきています。


しかし、、


いくら素晴らしい作品を見て満足しても
実際に自分が作品を描く過く過程で経験できる様々な悟りや
充実感を経験できたわけではありません。

じつは実際に描いた人だけが経験できる世界というものがあります。


サッカーゲームのFIFA大会で優勝しても
実際にサッカーをして仲間と味わった感動や喜びや苦労を経験したわけではないのと同じです。


やはりこの現実世界と私の心を結んでくれるのは他でもない私の「身体」であるのです

これがまさに=「身体性」です。



絵を描き何かを創造する行為はいわゆる自己犠牲の道です。


素晴らしい作品を創造するには体を動かし、手を動かし、
努力や苦労が伴いますが、
それが描けたときには、またその過程で多くの悟りや喜びがあります。

これがまさに芸術・美術、そして美の本質であると私は思います。


絵を描くという行為は今後も色あせることはないでしょう。

「美を創造する」それは人間が人生で求めていることだからです。
本質と結びついていることは時間が経っても色あせることはありません。


絵を描くことを通して、多くの悟りや、
経験や、達成感を味わって頂きたいと思い
私は授業を提供させていただいております。

絵を初めてみたい、
またはご興味ある方はご連絡ください^^

また次回お会いいたします。

★→身体性についての動画はこちらから




お気軽にご質問ください!