毎週、NHK大河ドラマ「光る君へ」を見ています。
先週の感想を書いたばかりなのですが、また投稿してしまいます。
というのは、映像がすばらしくて、平安絵巻を見ているようだったから。
最近、映像・演出がグレードアップしている気がします。先週も秀逸でしたが、今週はさらに磨きがかかっていました♪
今回は、宮中で流行し始めた『源氏物語』を、ドラマの主要人物たちがそれぞれ読みふけっている様子が次々と映し出され、それとともに『源氏物語』の一場面が語られました。
セットも衣装も豪華で、夢見ごこちに。
その次は「曲水の宴(ごくすいのえん)」。藤原道長の邸宅の庭に作られた小さな川の流れに沿って平安貴族が歌を詠む、という優雅な世界が繰り広げられました。たぶん、古文の授業で習ったような…
それを美しい映像で見ることができて、貴重な経験ができました。
今まで歴史ドラマというと戦国時代や江戸時代のイメージでしたが、平安ドラマもなかなかでは?
あと二つばかり感想を書かせていただきますね。
一つ目は、ボーイズトーク。
曲水の宴の途中で雨が降り、雨宿りをしながら貴族たちが和気あいあいと語り合いました。
おもしろかったのは、誰もが自分や自分に関係ある人が『源氏物語』のモデルだと思いこんでいたこと。モデルにもっとも近い一人と思われる藤原道長は、「お前はないよな~」と一蹴されていましたが…。
良い物語は、こんなふうに読み手の日頃の思いから何通りにも読み取れるようにできているのでしょうね~
物語の設定は現代人には理解できない部分が多いですが、読み手の想像力をかき立て、納得させる文章の力があるのかも。
二つ目は、音楽。
「曲水の宴」で雅楽の合奏がBGMのように演奏されていました。以前、打毬(たぎゅう、けまりの会)のときもそうでしたが、この時代は何かの折に演奏される音楽が雅楽だったのでしょうね。篳篥(ひちりき)の強力な音色も、鞨鼓(かっこ)の優雅な打音もいやされます。
ともかく、映像がすばらしいので、今までご覧になっていない方もおすすめです♪
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