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Cafetalk Tutor's Column

anegawa 講師のコラム

米国出張中の台湾人の生徒が日本語レッスンに来ました。 まじめです。真面目です。マジメです。

2024年6月20日

アメリカ出張中の台湾人の生徒が日本語レッスンに来ました。

普段は台湾で働いているレギュラーの生徒がアメリカ出張中にレッスンに来てくれました。

毎週来る生徒です。

約2週間仕事をアメリカでし、その後アメリカに住む台湾人の友達と旅行するそうです。

アメリカ出張中でもレッスンに来るという熱心さ、素晴らしいと思います。

レベルはN1で、中国語母語話者の特有の強いアクセントは少なくソフトな日本語を話します

声を出すとき、吐く息を弱くしてアクセントが弱くなるよう、声が高くならないよう気を付けていると言って

いました。中国語母語話者にはこの意識が大事なんですね。

最初からこれを意識していることに、非常に驚いたのを覚えています。

3月から週一で14回レッスンに来ました。

最初のころは日本で働く気はないと言っていましたが、少し気持ちが変わったのか、最近は日本でも働きたい

気持ちがあると言っていました。




日本で働く場合は、トラブルにならないよう正確な日本語正しい日本語を話す必要があります。

この生徒の日本語はかなり正確です。これからは、より日本語らしい日本語、教科書に出ない日本語、慣用句

などを少しずつ教えていきたいと思います。



生徒の中にはいろんな先生のレッスンを受ける人がいます。(NEWの)先生と話して次々と先生を変える生

徒いますね。

いい面もあるでしょう。本人が満足すればそれでもいいでしょう。


でも先生の側からみると、ある程度レッスンを受けてもらわないと、その生徒の弱点

わかりません。助詞が弱いとか、単語はよく知っているが主語と述語動詞の組み合わせが悪いとか、文として

はおかしいとか、「た」と「だ」の発音が逆だとかいろいろあります。



レッスンは、いいと思ったらその先生のレッスンを継続して受けないと弱点の克服ができません。

もちろん先生にも得意不得意がありますので一人の先生に固執する必要はありません。

ただ、何百人もの先生とレッスンをしている生徒は、自分の日本語の弱点を先生から指摘されることなくレッ

スンが終わってしまいます。

多くの先生と話すのは生徒の自由ですが、先生を変えすぎて先生が多すぎるのも考えものです。


同じ先生と週1回ペースで毎週レッスンを受けるくらいが一番いいかもしれません。お金と時間に余裕があれ

ばその間隔を短くすればいいと思います。

15分~20分の短時間レッスンは、間違いの修正、説明がほとんどできませんので意外と効果的ではありま

せん。(やらないよりましですが)



また、レッスンに来たり来なかったりが多い人も先生は困ります。

忘れたころにやってくる生徒、私はお断りしています。



アメリカ出張中にレッスンに来たこの台湾人の生徒は非常にまじめです。


もう一人まじめなだと感心する生徒がいます。

毎週月曜日に来る中国人の生徒は1か月予約を入れています。

これは何がいいかというと、生徒自身が生徒自身をレッスンから逃げられないようにすることで

定期的に必ずレッスンを受けることになるからです。(忙しい人、仕事の時間が不定期な人は別です。)




いい先生を見つけたら継続し定期的にレッスンを受けましょう。

ころころ先生を変える人、レッスン数は多いですが先生も極端に多い人、どうなんでしょうか?

「自分と合わない」「先生が教えることと自分が習いたいことが違う」と感じる生徒のみなさん、

まず先生に要望希望を言いましょう。それでも変わらない場合は先生が悪いです。



「継続は力なり」という言葉があります。いい先生とはレッスンを続けましょう。

ここで言う先生とは、日本語を勉強しているみなさんのレベルを上げてくれる先生のことです。

語彙文法文型発音(アクセント、イントネーション)等のレベルを上げてくれる先生です。

「話すだけのレッスンで満足している人、」「レッスン楽しかった、おもしろかったと思っている人」

日本語、結構間違っていますよ。

「日本人が本音を言わない、ほんとのことを言わない」、みなさん知っているでしょう~。



話すだけのレッスンをたくさん提供している先生も考えものです。

これ逆に言うと「話すだけしかできない」「語彙文法文型発音等の修正ができない」先生ということです。




趣味で日本語を勉強する人は間違いが多くても、まぁいいでしょう。
(でも下手より上手なほうがいいことは確かです。間違いが多いより少ないほうがいいのは確かです。)



日本語を使って仕事をする人は正確な日本語を身に付けましょう。


なにが間違いで、どこが間違いで、なぜ間違いなのかを分かり易く説明できる先生に日本語を習いましょう。
(もちろん、日本語学習者のみなさん中心のフリートークをしながらです。)



私も日本語講師としてはまだまだですが、話すだけのレッスンはやりません。言語交換のようなレッスンはや

りません。楽しいだけ面白いだけのレッスンはやりません。いつも真剣勝負です。




真剣勝負ですけど楽しいレッスンです。

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