みなさん、こんにちは!イタリア語講師のNoritaliaです。
さて、今日のテーマは 「CILS攻略レベル別の重要ポイント【③ レベルCは文章全体観察しよう!】 です!
文章はできあがっていることに注目しよう!CILSのレベルC
引き続きCILSコラムシリーズです。
前回のレベルBはこちらからご覧ください。
レベルCでは、文法セクションはこのような出題になっています。
レベルC1とC2共通
Prova 1: 正しく文章を完成させる穴埋め
Prova 2: 正しく動詞を活用させる(原形が書いてあります)
Prova 3: 語彙問題
Proca 4: 文章を書き換える問題
今日のコラムで注目するのは、Prova1の穴埋め問題です。
冠詞などを入れるレベルAや、代名詞などを入れるレベルB。
冠詞も代名詞も、文章の中には必要なパーツですね。
しかしレベルCでは文章の核とはならない「副詞」や「接続詞」を入れていくので、正解が1つではないというケースが出てくるんです。
文章の大きな動きを観察しよう
レベルBでは、主語・述語・目的語という考え方が大事で、節ごとに意味を理解し、必要な代名詞や形容詞を入れる課題でした。
しかしレベルCでは、節単位で文章を理解するのではなく、もっと大きなビジョンで内容を理解する必要が出てきます。
大きなビジョンで理解する、といっても「大雑把になんとなく理解すればいい」とは違います。
イタリア語から日本語への「意訳」では合格点に達しない可能性があるからです。
有限ではない副詞・接続詞
レベルAやBは冠詞や代名詞・形容詞を入れていきますが、冠詞も代名詞・形容詞も数が限られていますよね。
(形容詞は品質形容詞以外の形容詞のことです)
しかしレベルCに出てくる副詞・接続詞はどうでしょう。
一応無制限にありますよね。
レベルCの難易度が上がるのは、これも要因のひとつかなと思います。
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レベルAで必要なのは?
Analisi grammaticale(冠詞・名詞・動詞・形容詞など、文法の解析)。
レベルBで必要なのは?
Analisi logica(主語・述語・目的語など、文章内におけるそれぞれの役割・関係の解析)。
レベルCで必要なのは?
Analisi del periodo(独立節・従属節・主節など、節と節をまたぐ解析)。
レベルCでは、文章をもっと大きく捉えていきましょう!
大きく捉えるけれども、意訳ではいけません。
なんとなくこんな感じ!と意訳になってしまう人は、Aレベルの文法(名詞や冠詞・動詞・形容詞など)で理解しようとしている可能性があります。
つまり、主語や述語といったBレベルの文法があやふやになっているかもしれません。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
NORITALIA
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