こんにちは。
今日は、『中だるみどころか全だるみに?!【中学受験】』というテーマです。
以前の生徒さんの話ですが、(個人が特定されないように多少カモフラージュしています)
最難関を目指されていました。
私が気になったのは、その生徒さんがいつも無気力だったことです。
いつも中だるみというか、全だるみに近い状況でした。
指導して1〜2ヶ月経ったころでしょうか、その原因もなんとなくわかってきました。
原因は、家庭学習の仕方でした。
というよりも、親御さんの中学受験への熱意にあると推察されました。
とある大手塾に通っていたのですが、塾の授業の以外の空き時間をすべて、個別指導や家庭教師で埋めていたのです。
確かに成績は上位で推移していたのですが、その子自身は覇気がなく、口では受かりたいと言ってくれるのですが、行動は全く真逆でした。
授業中に、「疲れた」と連呼して授業中におやつをたくさん食べ始めたり、雑談が長いのです。
お子さんもしんどいのだろうなーと思ってはいたのですが、中学入試はなんとか突破することができました。
ただ、中高一貫校に入学してからが大変でした。
やはり、中学以降大きく失速してしまったそうです。
私の目線では、中学受験合格のためとはいえ、すべてのスケジュール管理・受験校の選定・勉強方法に至るまでを管理されすぎていた点に問題があるように思います。
中学受験は管理もある程度必要になってくるのですが、最終ジャッジはお子さんに委ねることも必要です。
特に女子の生徒さんは、休憩が大事です。
少し遊ぶと集中力が回復することがよくあります。
ご家庭では、お子さんの意思を聞くことも、受験生活の中で取り入れてみる機会を作ってみていただければと思います。