こんにちは。
今日は、『文豪も出題される!よく出る文豪とは?【中学受験】』というテーマで書いていきたいと思います。
中学受験国語は、最近話題の著者からも出題されますが、実はいわゆる文豪の作品も出題されます。
現代作家の文体は普段読み慣れているので、入試で出てもすらすら読めますが、文豪の作品は文体が旧式であったり、語調が現代とは異なっていたりします。
そのため、文豪の作品にどこかで触れていないと入試で出題されると戸惑ってしまったりします。
読書好きの方も、文豪の作品に触れることは少ないかもしれません。
現代作家の作品を読む合間にどこかで、文豪の作品を読んでみていただければと思います。
文豪の作品は、現代作家に比べて文体がかたく、中身も難解に感じるかもしれませんが、どれも味のある文学作品ですのでぜひ、時間を見つけて読んでいただければと思います。
それでは、入試で出題される文豪を紹介していきたいと思います。
興味を惹かれた作品はぜひぜひ読んでみてください。
【入試でよく出る文豪 その1】
芥川龍之介
「羅生門」「鼻」「杜子春」「蜘蛛の糸」「蜜柑」など、有名作品が思い浮かびます。
これらの作品は国語の知識問題でも聞かれるくらいの作品ですね。
受験国語では、どちらかというと別の作品から出題されることが多いようです。
彼の作品は短編なので読みやすいと思います。
可能であれば、上記に挙げた有名作品もぜひ読んでいただければと思います。
小学生のうちは読んでも難しいと感じるかもしれませんが、その難しいという感想・感覚自体が大切です。
その年齢、その時しか感じることのできないものがあると思いますので、文豪作品だからといって気後れせずにどんどん読んでいただければと思います。
芥川龍之介の作品は、同じ学校さんが年度をかえてまた出している印象です。
関西だと洛星中、首都圏だと渋谷教育学園幕張中の受験生さんは読んでおきたいところです。
『トロッコ』は頻出です。
出題
①白
大宮開成
②トロッコ
洛星
③雛
洛星
④死後
渋谷教育学園幕張
⑤お律と子等と
渋谷教育学園幕張
【入試でよく出る文豪 その2】
志賀直哉
この著者の有名作といえば、「暗夜行路」ですね。
直近の2024年入試では「或る朝」が、渋谷教育学園幕張中において出題されています。
また2022年では双葉中で出題と最難関でよく出題されている印象です。
出題
①菜の花と小娘
雙葉
②清兵衛と瓢箪
城西川越/青稜/千葉国際/土佐塾/文京学院大学女子/明治学院
③或る朝
渋谷教育学園幕張
【入試でよく出る文豪 その3】
室生犀星
小学生が読むには、少し難しい文章という印象があります。
ただ、開成中で出題されたり、2024年入試でも「動物詩集」が出題されています。
彼の作品を読むときは、「あたたかい眼差し」がキーワードになります。
あと、彼の生い立ちについても知っておくと、いいかもしれません。
出題
①鉄の死
開成
②幼年時代
高槻
③鮎のかげ
金城学院
④動物詩集
国府台女子学院
⑤禁断の魚
攻玉社
【入試でよく出る文豪 その4】
太宰治
「走れメロス」「人間失格」「斜陽」は鉄板ですね。
「走れメロス」は小学生でも読みやすい作品だと思いますので、太宰治の作品をはじめて読む方にはおすすめです。
出題
①きりぎりす
國學院大学久我山
②思ひ出
開成/桐光学園
③犠牲
女子学院
④清貧譚
岐阜東
上記4名はぜひ読んでおいてほしい文豪です。
それ以外にもちょくちょく出てくる文豪をあげておきたいと思います。
【入試で出てくる文豪 その5】
夏目漱石
夏目漱石の文章はどちらかというと大学受験でよく出題されている印象があります。
それも論説文で見かけます。
(夏目漱石の文章はどちらかというと小説が有名な印象を受けますが、大学受験では論説文で見かけることになることが多いと思います。)
論説文としても、今読んでも色褪せない文章なので、ぜひ大学受験の現代文の授業で楽しみにしておいてください。
中学受験では、「こころ」が取り上げられています。
中学の教科書に載っている「こころ」ですが、難しい作品ですね。
お気づきかもしれませんが、渋谷教育学園幕張中はなかなか文豪の出題率が高いです。
渋谷教育学園幕張中を受けられる場合は、文豪の作品をぜひ読むことをおすすめいたします。
出題
①こころ
渋谷教育学園幕張
【入試で出てくる文豪 その6】
川端康成
彼の文章は綺麗な文章です。
作品自体は難しいなという印象ですが、年齢を重ねると少しずつ文章の良さがわかってきたりします。
私も、生徒さんと一緒に問題文を読んでいていい文章だなーと思うことも多々あります。笑
ぜひ、今は少し難しく感じても読んでほしいなあと思います。
出題
①めずらしい人
渋谷教育学園幕張