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[京都徒然(つれづれ)⑳] 京都は、まるで春

2024-02-13

※「京都徒然(つれづれ)」は、わたしが京都にいるときに見たこと、感じたことをお伝えするコラムです。

 ( 徒然(つれづれ)…何もすることがなくぼんやりしていること)

 

京都の今日の最高気温(さいこうきおん)は15度、
明日は18度になるそうです。

例年(れいねん)※なら京都の2月中旬の最高気温(さいこうきおん)は、
せいぜい10度ですから、

この暖かさは異常(いじょう)です。

 

※例年 … いつもの年

 

鴨川(かもがわ)で春のような日差(ひざ)し、

梅も開きました。

今年は桜も早いのではないかと思います。

 

青鷺(あおさぎ)もぼんやりと日向ぼっこ。

 

(同じ鷺(さぎ)でも、白鷺(しろさぎ)は、警戒心(けいかいしん)が強く、

 群(む)れで動いて人の周(まわ)りにはやってこないのに、

 青鷺(あおさぎ)は、いつも一羽(いちわ)でいて、

 人が近寄(ちかよ)っても驚(おどろ)かないのが不思議(ふしぎ)です。)

 

 

昨日は、東山(ひがしやま)を歩いて

大文字山(だいもんじやま)の火床(ひどこ)※ から京都の街を眺(なが)めました。

昨日も暖かく、のどかな山歩きでした。

大文字山(だいもんじやま)の火床(ひどこ)…8月の大文字焼きで火を燃やすところ

 

 

 

いつもなら冷たい風の中を

マフラーと手袋(てぶくろ)をして歩いている季節ですが、

春のような毎日は、体にはとても楽です。

 

ただ、

(きび)しい冬の季節があって、

春が来るのが日本人の季節感です。

こんなに暖かいと

うれしいと思うと同時に

何か落ち着かない、どこか不安な気持ちにもなります。

 

それは、地球温暖化(ちきゅうおんだんか)や天候不順(てんこうふじゅん)という

理屈(りくつ)で考えた不安もありますが、

むしろ

体の奥深(おくふか)くに埋(う)め込(こ)まれた時間の流れのルールが

突然(とつぜん)外の力でかき乱(みだ)されているという
肉体的(にくたいてき)な不安感です。

 

今年の夏も暑いのでしょうか?

そして、秋が短く冬が来るのが早いのでしょうか?

これまであまり意識していなかった季節の移(うつ)り変(か)わりが

とても気になる時代になりました。

 

 

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KOBA
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