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[レッスンの余白⑥] なぜ、オンライン日本語教師に?

2023-03-15

※「レッスンの余白」は、わたしが日本語教師をする中で感じたこと、

 思ったことをお伝えするコラムです。

 

「二兎(にと)を追う者は一兎(いっと)をも得(え)ず」という
西洋のことわざがあります。

二羽(にわ)の兎(うさぎ)を一度に追いかけると
一羽(いちわ)もつかまえられないという意味ですね。

ちなみに、うさぎは、一羽二羽(いちわにわ)と数えます。
うさぎの耳が鳥の羽(はね)のようだからという説や、
豚や牛の肉を食べてはいけないお坊(ぼう)さんが
これは鳥だということにした、とか
いろいろな説があります。 

 

私は普段(ふだん)東京に住んでいますが、
1年の3分の1を京都で過ごしています。京都が好きだからです。

京都の街の雰囲気(ふんいき)は、
いつも私を癒(いや)してくれます。

京都は私の第二のふるさとです。

私は京都大学を卒業(そつぎょう)しました。

決して勉強熱心な学生ではありませんでしたが(笑)、

京都で過(す)ごした青春時代は
今でも忘れられない時代だからです。

 

卒業(そつぎょう)してから大手広告代理店で38年間はたらき、

法政大学で7年間学生を教えて、
一昨年3月に定年(ていねん)をむかえた時、

これからの人生をどう送ろうかと考えました。

 

その時考えたのが、

1年の3分の1を京都で暮(く)らす、ということと、
外国人に日本語を教えるということでした。

 

でも、東京と京都を行ったり来たりする私に
この二つを両立させることは難しいことでした。

それでも私は二兎(にと)を追うことを考えました。
そこでオンライン日本語教師という道を選びました。

 

オンライン日本語教師なら、
京都にいても東京にいてもレッスンができます。

さらに、
日本の日本語学校では教えられない
海外に住んでいる方にもレッスンできます。

その上、オンライン日本語教師は、一対一の授業です。

一対一なので、ひとりひとりの日本語のレベルに合わせて、
その人の夢の実現(じつげん)を支援することができます。

大きな教室の、一人一人の生徒のことがよくわからない
環境(かんきょう)で教えるよりも、

ずっとやりがいのある仕事だと思っています。

 

私は今、二兎(にと)を追いながら、
三兎(さんと)も四兎(よんと)も得(え)ることができています。

ネットの時代って素晴(すば)らしいですね。

 

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KOBA
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