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Cafetalk Tutor's Column

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イタリア語の詩 - シリーズ2

Суббота, 3 Февраль 2024 r. 08:00

皆さん、こんにちは こんばんは。

カフェトーク·イタリア語講師の nyxです。

今回は イタリア語の詩 という、シリーズです。


Voi ch’ascoltate in rime sparse il suono

di quei sospiri ond’io nudriva ’l core

in sul mio primo giovenile errore

quand’era in parte altr’uom da quel ch’i’ sono, 4

del vario stile in ch’io piango et ragiono

fra le vane speranze e ’l van dolore,

ove sia chi per prova intenda amore,

spero trovar pietà, nonché perdono. 8

Ma ben veggio or sì come al popol tutto

favola fui gran tempo, onde sovente

di me medesmo meco mi vergogno; 11

et del mio vaneggiar vergogna è ’l frutto,

e ’l pentersi, e ’l conoscer chiaramente

che quanto piace al mondo è breve sogno. 14

こちらは フランチェスコ·ペトラルカ の

イル·カンツォニエーレ 1番目のソネット です(4+4+3+3行 で書かれてあります)。

すべて型通りの エンデカシッラボ=11音節 です。


1番は 最後に365つの詩 につけられた 序、となっていて

これから、読者が読む - 聴くことになる詩は

ペトラルカが、この1番を書いている今の彼とは違っていた - 恋に盲目だった頃

彼のラウラへの初恋 - 初めての過ちによるため息が音になったもの

だと 言っています。

 (ラウラは出会いからちょうど1年後、4月6日に亡くなります)

今となっては、恋という自分にとって大切な時間が周りにとっては笑いの種だった

自分にとっても今は恥ずかしいものだと 認識しているというのです。

彼が経験した恋の成果として 恥·後悔 といっしょに

世界に好かれるのは短い - はかない夢であると知った、ともあります。

(概ね書かれていることを紹介しています。直訳ではありません)

ことばの反復·主語の暗喩などの技術が 読み手の 感傷を呼ぶとされる作品です。

いかがでしょうか。


現在のイタリア語とは、違ったかたちの単語 (veggiovedo など) もたくさん出てきます。


古典文学は 難しいのですが、

イタリア語の美しさ をより感じることもできるので
関心を持ったときに、ぜひ少し試してみてください。

次回のコラムもお楽しみに:-)

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