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Cafetalk Tutor's Column

Rubrica di Tutor Na

京都大学の就活事情 文系編②

Dec 21, 2023

こんにちは。

 

先日、『京都大学の就活事情 文系編』を書きましたが、今日は第2弾を書いていきたいと思います。

 

京大でも就活セミナーは頻繁に行われています。

 

企業何社集合!みたいな感じで、本部キャンパスでよく開催されています。

 

主だった企業のブースも集まっています。

 

電力、ガス、鉄道、メーカー、商社、官公庁系などなど。

 

京大生であれば、基本的に誰でも話を聞きにいけます。

 

その企業の人事・広報さんと直接、話ができることが多いです。

 

少し余談ですが、京都大学にはわりと留年生が多いのですが、1〜2年ほどであれば、特に企業さんも気にされていない感じです。

 

その一年をどう有効活用できたか、また今後に活かせるかを言葉にできれば、大丈夫です。

 

実際に私の知り合いの一つ上の先輩もしっかり内定をとっていらっしゃいました。

 

文系就職の場合、多少の変動は毎年あると思いますが、一番人気は商社です。

 

ついで、インフラ、メーカーといった印象です。

 

インフラといえば、電気、ガス、鉄道ですが、関東圏はもちろんですが、やはり、関西圏のこれらの業種は京大卒が多いです。

 

やはり学閥というのはあって、京大閥というのは会社の中でも存在します。

 

私の体感ではありますが、特に関西インフラ企業の経理部門は京大卒の社員が各部署に一人は配置されている気がします。

 

東大卒の社員さんもいらっしゃるのですが、やはり関西では京大出身の方が圧倒的に多いという印象です。

 

文系就職に関していえば、大手の場合では京大生枠があると言われています。

 

そういう意味では、就活において構図が「京大生VS京大生」という側面も存在します。

 

京大生の就活はできる人同士の戦いになるので、大変といえば大変です。

 

人気の商社になってくると、かなり優秀な京大生でも、他のさらに優秀な京大生に負けてしまって内定が出ず涙を飲んだという話を直接、先輩から聞いたことがあります。

 

そのかたはまた別の一流企業に内定をもらっていらっしゃいましたが。

 

この傾向は人気の企業になればなるほど、強いように思います。

 

(理系だと話が全然変わるのですが、それはまたの機会に。)

 

「京大生VS京大生」の構図だと書きましたが、その差はどこに出てくるのかというと、大きく2つです。

 

情報と、先輩とのつながりです。

 

文系就職の場合、理系と違って、自分だけが持っている専門の技術力でのアピールができません。

 

したがって、エントリーシートや面接の内容でライベルと差をつけるしかありません。

 

(ごく稀に、インカレ優勝や部活の主将をしていたということでかなり早い段階でない内定をとっている先輩もいました。また、部活の場合、強力なOBさんがいらっしゃれば、文系でも採用してもらえた例があるそうです。知り合いの部活の主将の先輩が就活で大苦戦されていましたが、京大の部活のOBさんの口利きで採用されていました。そのかたは確かにインカレでも優勝されていましたし、私からみても頭も良いかたで、むしろなぜ就活で受からないのか不思議でしたが。)

 

京大生といえども、就活という土俵で戦うのは初めてであれば、内定をとった先輩に情報をもらうのが一番です。

 

効率的にサクサク就活を進めていくことができているメンバーは、大手企業に内定を勝ち取った先輩から手取り足取り教わっていました。

 

京大生ってすごいなと思うところでもあるのですが、就活に関して、先輩が全面的に協力してくれます。

 

代々受け継いていく習慣があるみたいで、エントリーシートの書き方、添削、面接の受け答えの仕方などなど、事細かに必要な情報を教えてくれる感じです。

 

先輩の方から、就活大丈夫?相談に乗るよ、といってくれることも多く、毎年それが恒例になっていました。

 

(もちろん、自分からある程度危機に行くことも必要です。)

 

なので、京大生でも、学部のゼミ、サークル、部活をしているメンバーは情報が入りやすく、先輩とのつながりも活用できるので、就活では有利かなと思います。

 

そういった繋がりがなくても、セミナーで京大生の就活を経験した先輩が登壇されるので、そういった方に自分から質問できたりすると大丈夫かなと思います。

 

京大の先輩は優しい方が多いです。

 

個々人、気づいたことをさまざまな観点から言ってくれるので、たくさん聞けるに越したことはないと思います。

 

特に、エントリーシートは先輩によっては、一対一でかなり掘り下げて一緒に作り込んでもらえたり、アドバイスをもらえたりします。

 

面接官はこう言ったことを付け加えて欲しいと思うよ、この部分はこう言った文章にしたら?

 

といった感じで。

 

エントリーシートは、いかに今までの自分をアピールしつつ、その企業にとって自分が必要かをアピールするかの大切な場です。

 

実際にエントリーシートで書類審査に通ったとしても、面接ではエントリーシートに書いていることを聞かれたり、エントリーシートの話を膨らませて質疑応答することも多かったりします。

 

なので、エントリーシートは書類審査通過だけを念頭に置けばいいのではなく、その後の面接でどういったことを面接官に聞いて欲しいのかまで考えて書く必要があります。

 

そういったポイントを押さえているかどうかは、かなり差が出ていたように思います。

 

受かる人は受かるし、京大生でも受かりにくい人はかなり苦戦していました。

 

就活は客観的に自分が面接官からどう見えているかをわかる能力も必要なので、そこが難しいところなのだろうなと思います。

 

長くなってきたので、今日はここまでにします。

 

いつもお読みくださり、ありがとうございます。

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