みなさん、こんにちは!Kyokoです。
「赤毛のアン」では、アンのおしゃべりが魅力として描かれています。
目まぐるしく話題が変わり、しゃべりすぎたり、何かについてネガティブな意見を
言った後には、すぐフォローして「悪く言うつもりはないのです」といった具合で、とても多弁です。
これは、初めてマシューに会った場面でも、描写されています。
しかし、ただ単に、おしゃべりである事だけを示唆するものではないと読めます。
アンは、孤児として苦労しながら生き抜いてきました。
誰かがじっくりアンの話に耳を傾けてくれることが少なかったのだとしたら、ゆっくり向き合ってくれる
コミュニケーションに飢えていたのかもしれません。また、誤解が生じないよう、気を付けておしゃべりをする癖が身についているのかもしれません。
生き残るために身に付けたスキルだとも思えます。
やさしいマシューは、初対面でアンのおしゃべりがすっかり「好き」になりますが、
もしかしたら、マシューも上記の事を無意識に感じ取ったのかもしれませんね。。。
Kyoko