皆さん、こんにちは! 中国語教師のOnoyoです。
今日も引き続き会話のコツですが、言う内容の順番についてお話しいたします。
日本語では、相手にある物事を伝えたい時に、時として、納得させるだけの「理由や説明」を付け加えます。
そんな時、結論が言いにくかったり、遠慮したり、色々な理由で、
理由を先に、結論(本題)を後に
いうことが多いように思います。
そのほうが、理由や説明が根回しになり、相手を説得させやすい。。。
と考えてしまうのは、私だけでしょうか。(汗)
ですが、中国語では、
結論を先に、説明や理由は後に
いうことが多いようです。
確かに「因为~所以~」(これは理由を言うことが、ポイントになっている文に使います。)
という文型もありますが、
気持ちや主張などは、まず先に言うことがほとんどです。
(訳:
王:馬さん、あなたのお婆さんはあなた達と一緒に暮らさないんですか。
馬:一緒には暮らさないよ。おばあちゃんは一人暮らしで、私と両親がたびたび会いに行くんだ。
衛:あなたのお婆さんは体は健康なの?
馬:健康だよ。今年67歳になったよ。前方に見えるのが、僕のおばあちゃんの家。ちょっと寄っていってよ。)
この文章の2行目などは、日本語なら、おそらく、
「いや〜僕と両親がたびたび見に行くからね」
ぐらいにしておいて、文の中心で理由を言っても、
「一緒には暮らさないよ。」をあえて、文頭に持ってきたり、
はっきり言ったりはしないかな。。と思います。
中国語で言う時に、
言いたいことが、「理由や説明」と「結果」のような関係の時には
結論を先に、説明や理由は後に
と言う日本語とは逆の順番で言うようにしましょう。